7曲目 パピコ ページ7
「なぁ、A。ちょっと一緒にコンビニ行かへん？」
練習が終わり、解散する際に志麻さんに声をかけられた。
その目は少し嬉々としているように感じる。
「コンビニですか？何故私と「アイス奢ったるでー」…そんな安い女では「今パピコに濃厚ショコラが出てるんやって！」行きます」
よっしゃ、と言うなり、早く行こうと嬉しそうに私の背中を押す。
いや、パピコって、美味しいですよね。
パピコチラつかせられて我慢できる人間なんてこの世に存在しないですよね！
メタいこと言うと作者、羽飛の名は実はパピコの当て字にしようとして…はっ、一体私は何を。
数分後、無事に私はコンビニを出てすぐの公園のベンチにてパピコと対面していた。
「はわわ…この色…視覚からもう凄く濃厚だ…
ありがとうございます志麻さん！
…そういえば、どうして私がパピコ好きだって知ってたんですか？」
「いや、知ってたわけではないんよ。
二人で分けれるものって言ったら、パピコかなーと思って。」
話しながら、パキッと上の部分を取る。
そして口に含むと広がる、甘く、でもどこか大人の苦さがあり且つずっと口にほんのり残り続けるような粘度。
美味しい…！！
「美味しい…これは神の食すものか…？」
「………」
つい先程まではパピコに夢中で気付かなかったが、ふと隣から視線を向けられていることに気付く。
言わずもがな、志麻さんだ。
じーっと見られ、何とも言えない気持ちになる。
「…もしかして他の目的あってがパピコに「いんや？」…ですよね？信じますよ？」
朝食中に、他のメンバーから志麻さんは変態だから気を付けろとのお達しが出ているため、ほんの少しの警戒心が顔を出す。
うわぁ…まだガン見されてる…パピコ美味しい…
「お前、かわええなぁ」
「ぶべらっ」
咳込む咳込む咳込む。
突然の褒め言葉に、パピコが器官に入ってしまった。鼻奥の違和感に喉が不快感を訴えている。
パピコォォォォォ!パピコを早くこっちにぃぃい！
と。
なんて冗談はさて置き、私はほぼ反射で志麻さんの方を向いた。
「いきなり何を仰るんですか。世辞とわかってても私も女なのでちょっと嬉しくなっちゃうんですよもうやめて下さい」
「そうなんだよなぁ。普段しれっとしとるお前も以外と女の子してるんやもんなぁ。
そんなキラキラした顔で夢中でパピコ食べるなんて、そこらの女子高生より可愛い女の子やろ」
え。
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あおい ��(プロフ) - 占ツクやり始めたときむっちゃこの小説ハマってました！再会できた…！！ (2020年7月19日 16時) (
レス) id: 119598e8b4 (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - 通りすがり鳥さん» ( ﾟдﾟ)ﾊｯ!ミスでした、ありがとうございます！こっそり直しておきますねw私は愛してま（殴 (2019年3月6日 15時) (レス) id: 56a129691b (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり鳥 - あの、32ページの夢主さんが勝ったところスマブラになってます(小声。 わざとでしたらすみません。 好きです。(突然の告白 (2019年3月5日 16時) (レス) id: 86c8c9bd63 (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - ゆっさん＠志麻リスさん» おいでませ志麻リスさん！！私は志麻さんのた行が好きです！（一日で！ありがとうございます！甘い話にも気合いを入れて頑張ります！ (2018年11月30日 22時) (レス) id: 56a129691b (このIDを非表示/違反報告)
ゆっさん＠志麻リス - 志麻リスです!!!!!面白かったです!（甘い話が特に）1日で前編と後編一気に見ました！更新待ってます！ (2018年11月29日 18時) (レス) id: 2296e0564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽飛 | 作成日時：2018年11月2日 19時
