ノルウェー・ドラゴンのノーバート06 ページ44
「痛い...むり...もう死んじゃう」
「だから言ったでしょう？あまりドラゴンに構うと怪我して毒が入っちゃうって！」
「だってドラゴンなんて珍しいんだぞ？近くで見たくなるじゃないか...」
土曜日の夜までの間、交代でハグリッドの小屋に訪れ様子を見る事となったのだが、翌朝障害が起こった。
ロンの手が、ドラゴンの毒牙にかかったのだ。
「どう？何とかなりそう？」
「うーん、流石に材料が無いと薬が作れないわ。今、回復系の薬の材料をきらしてるの」
セレナの言葉に、だったら隠して授業を受けようかとロンは我慢したのだが、お昼を過ぎた頃には手がパンパンに腫れ上がってしまった。
さすがに我慢できないと医務室に駆け込み治療を受けることになったのだが、更に事件は重なる。
なんと、チャーリーからの手紙を挟んだ本をクラッブとゴイルに取られたのだという。
これには流石のセレナもお手上げだった。
しかし、今更作戦を変えるにも時間が足りない...。作戦はそのままに、無理やり決行する事となった。
「ハリー、ハーマイオニー。気をつけてね。絶対透明マントは脱がないように...わかった？」
「もちろん。脱ぐのは渡す時だけ、でしょ？」
「じゃあ、行ってくるよ」
透明マントによって消えた二人を見送り、一人談話室で帰りを待つ。
パチパチと暖炉の火が鳴く音を聞きながらセレナはブランケットに身を包み、ポケットから誕生日に送られてきた亡き母からの手紙に目を通した。
手紙に記されている内容の中で今まで起きた事柄を除くと、まだ起きてない事柄は残りあと三つ。
《グリフィンドール大減点》と、《禁じられた森の闇》
そして...《石はハリーが手に入れる》
なんの脈絡もなく不穏なワードばかりで、更にはあれほど警戒し守らなきゃいけない石は結局ハリーが手に入れるというのだから、今まで以上の事件が待ち受けていることを示唆しているようだった。
父上から回復系の材料貰えないかしら...。
それとも先輩に強請ってみる...？
そんなことを考えているといつの間にか寝ていたようで、扉の開く音でセレナは慌てて飛び起きた。
後ろを振り向くとハリーとハーマイオニー、そして何故か泣いているネビルが呆然とした表情で立っていた。
「ど、どうしたの？三人とも」
「セレナッ...！！」
声をかけると飛び込んでくるハーマイオニーを受け止めると、ハーマイオニーは声を押し殺して涙を流した。
ネビルも助けを求め縋るように、左側の肩に縋りつき泣き出した。
失敗したのだろうか...？何も読み取れないことに困惑していると、ハリーが淡々と先程起こったことを話した。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
