国宝級センター３ (ページ10)

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勝利side

山下「来週、この記事が載った週刊誌が出るって聞いた。とりあえずこの日の行動を全て話しなさい。」

A「いや、なにもやましい事はしてないから。全ては言えない。」

篠崎「とりあえず全部話しましょう？」

A「ちょっと待って、私に人権はないの？笑」

風磨「お前、この状況でそんなこと言ってられねーだろ…怒らないから、勝利との仕事終わった後どこ行ってたの？」

A「まあ、それは撮られた表参道じゃん…？この写真、勝利と別れて1時間も経ってないもん。」

そう言いながら、机の上に広げられた写真と雑誌に載るであろう記事を興味深そうに眺めるA。

いくらなんでも呑気すぎる。

この時期にこんな写真が出ること自体、グループにとっては良いことではない。

なのにAは…

山下「この男の人は誰なの。関係性は？よく会ってるの？」

A「誰かは言えないけど、最近は親密というか…でも、怪しい関係ではないから！」

篠崎「仕事は？芸能人ですか！？年齢は？」

A「芸能人…で、年は私の倍以上あるかな…」

健人「はぁ！？40代ってこと！？」

A「まぁそうだけど、年齢で人を区別するのはどうかと…凄く良い人だし、そもそも結婚して子供もいるから。」

風磨「それはいくらなんでもダメだろ！不倫だぞ？」

A「だからそんな関係じゃないってば！」

なんか、話し合いを続けてもどんどん謎が深まるばかりな気がする…

Aは一向に相手の名前を言いそうにもないし。

A「いや、本当になんでもないから！心配もしなくて良いし、熱愛でもなんでもないから！」

山下「A。相手の名前、職業を今すぐ言いなさい。この記事は来週には出る。だから今ここで相手に連絡を取る。そうじゃなきゃ、事務所はあなたを守れない。

この条件が飲めないなら、しばらくの間あなたの仕事はなし。」