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五関side
河合「A。そうやってずっと意地張ってるつもり?
元はと言えば、Aが自分のオーバーワークに気付かなかったからだろ?他のだれのせいにも出来ないんだよ。なのになんでお前が自分に意地張ってんだよ。」
河合から発された言葉は意外にも厳しい言葉だった。
たしかにいつまでも過去のことを引きずっていても仕方ない。だから誰かがAに檄を飛ばさなければならないこの状況に河合が任務を遂行したんだろう。
だけど、河合もAのことを理解した上での行動。
河合「怪我したことはもう仕方ない、元に戻すには時間がかかる。だけど、今回の失敗はいつか元に戻る。それにメンバーだって全力で協力するつもりだろ?
なのになんでお前はメンバーを頼らないんだよ!
こんなにも心強いメンバーが揃ってるのに、どうして頼ってやらないんだよ!」
A「…頼りたいけど、メンバーには私の勝手で迷惑かけられない。」
河合「誰も迷惑だなんて思ってないよ。そう思ってるのはAだけだ。」
河合だって、みんなみたいに大好きなAに優しい言葉で慰めてやりたいだろう。
だけど河合にも過去に同じような経験があるから、Aには厳しいけどあえてこの言葉を選んでる。
河合「A、もっとメンバーを頼れ。
さっき俺たちに助けを求めたように、メンバーにも同じようにすれば良いだけだから。
不安なのは分かるけど、お前のメンバーなら大丈夫。」
河合のアメとムチの使い分け方は本当に尊敬する…
みんな基本的にはAに甘いけど、落ち込んでる時に慰めても立ち直る子じゃないから扱いが難しかったりする。
だけど、先輩としてAの背中を押すために俺たちは必死に試行錯誤して言葉を探す。
それだけ俺たちはAに期待をしているし、応えてくれる力があると思っているから。
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KENTO LOVE! - 更新待ってます!! (2019年5月14日 19時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2018年9月26日 14時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:けい。 | 作成日時:2018年7月8日 6時