国宝級センター３

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勝利side





カメラマン「オッケーです！！これで撮影終了になります！」



マリ「一発オッケーじゃん！」



健人「お疲れ様でしたー！」





最後のショットは、まさかの一発成功。


俺たちはいつもキメなきゃいけない時に時間かかるグループだから。笑





聡「A、楽屋戻ろー」



A「…うん、ちょっと先行ってて、」






写真の確認も終わってるのに撮影スペースの端にある椅子に座ってるA。


ずっと椅子に座ってるAを置いて楽屋に戻るフリをして遠くから眺める。



と、なんか腰の辺りをさすってる…



でもさっきみんなでジャンプしたりしてたけど…






勝利「…ねぇ、腰痛いの？」





気づけばAの目の前まで行って、我ながら率直に声をかけてしまった。




A「…んー、そうでもないから、大丈夫。」





Aにしては完全否定しないところが逆に凄く心配になる…



絶対大丈夫じゃないからAのとなりで座って待つことに。




A「え、横に座るの？」



勝利「Aと一緒に帰ろうと思って。」



A「そういうことじゃなくて、横並びって変じゃない？笑 しかも近い。笑」



勝利「え？じゃあ正面？」





近くから椅子を持ってきて目の前に座ってみる。





A「いや、面談じゃないんだからさ。笑」



勝利「じゃあどこだったらいいんだ！！」



A「斜め前？笑」





再びAの斜め前に座り直す、が…





『………ふふっ、笑』





沈黙…と、微妙な距離感に2人で吹き出してしまった。笑






A「いっ、、…ふっ、、」



勝利「え、大丈夫？」





笑いながらも痛みで少し顔がひきつるA。


呑気に爆笑してたけど、やっぱり腰痛いんじゃん…






A「あー、久々にやばいかも。笑」



勝利「楽屋戻れそう？」



A「戻らなきゃだもんね…」



勝利「少しでも動けるなら俺の背中に乗れる？」



A「…背中に乗るのはキツイかも。肩貸してもらっていい？」





動いても動かなくても痛いらしく、とりあえず負担のない体勢でゆっくり楽屋に戻ることにした。

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