〜第2話〜 ページ4
ーAsideー
手紙を震える手で開封すれば、入学許可証だった。
『ねぇ...ミラこれって...』
『Aは魔女だったって事だな』
周りとは違う、感情によって変わる瞳
物が浮いたり、蛇と話せたり
やっと、問題が溶けたような
スッキリした気分になった。
しかし、それと同時に
叔父と叔母にどう説明しようかと悩んだ。
(もし、本当に私が魔女であるならホグワーツに通いたい...私は私を知りたい)
この瞳の謎も分かるかもしれない...
『お前のジジイとババアは許さねぇと思うけどな？』
『分かってるわ...』
説得するのは難しいだろう...私の話なんて聞かないし
でも...言わないよりはましか...
『頑張って説得してみるわ』
『まぁ、応援しとくわ』
私は大切に手紙をしまえば家に入り食事の準備をする。
叔父「早くしろ」
叔母「まったく、使えない子」
叔父と叔母はコーヒーを飲みながら悪態をつく
いつもは気になる言葉も今日は気にならなかった。
食事を叔父と叔母に差し出せば、私は向かいの席に座る
叔母「なによ、早く消えなさい」
A「お、お話があります」
私は覚悟を決めてホグワーツからの手紙をテーブルに出した。
その瞬間、叔父と叔母の顔色が変わった
叔父「こ、これは...」
叔母「ど、どこから持ってきたの！？」
叔母は手紙を握り潰せば睨みながら怒鳴る
A「あ、朝...ポストに入ってました」
叔父「馬鹿馬鹿しいホグワーツなど存在しない...部屋へ戻れ！」
叔父は手紙を破り捨てれば怒鳴りながら私をリビングからつまみ出した
『やっぱ、ダメだったな』
『...分かってたから...しかたないよ』
青色になった瞳をミラは見つめながら擦り寄ってきた。
(もう慣れた、今更...変わろうなんて願った私が馬鹿だったんだ)
頬に暖かい雫が流れながらも部屋へ戻れば
部屋の物が宙へ浮いた
A「もう...やだよ...」
彼女はこの日
自分は魔女だと知り、それと同時に絶望も知った
彼女は飛べない鳥籠の中の鳥
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巴(プロフ) - ヒロインちゃんの目の色が変わるというのはすごく素敵だと思います！ハリーと似ていて気が合い楽しそうに話しているところも、ハリーが少しヒロインちゃんを無自覚で意識しているところも尊い😇 (2022年3月1日 15時) (
レス) @page13 id: ef698603e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栞苑 | 作成日時：2018年3月16日 19時
