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A｢じゃあそろそろ行こっか。｣
茜｢はーい｣
うん、時間もちょうどいい感じ。2人で学校に向かう。一緒に登校できるなんてうれしいなぁ。
教室に行ったら愛佳たちに報告するつもりだけど、どんな反応されるかな、たのしみなようでちょっと不安かも。
茜｢ね、手繋ぎたい。｣
A｢うん、はい。｣
手を差し出す。するとぎゅっと握られた。相変わらず細い指だなぁ。そして温かい。カイロみたい。
そのまま登校して、教室に行く。
中に入ると既にみんなの姿があった。
愛｢あ、A〜茜〜おはよ、う、？｣
愛佳がすぐに気づいて声をかけてくれたがすぐにん？という顔になった。手を繋いでるから勘づいたのかも。
A｢おはよ、愛佳。｣
茜｢おはよう。｣
愛｢え、付き合ったの？｣
A｢うん、まあ、｣
なんだか照れくさい。
愛｢めっちゃおめでたいじゃん！！理佐とてち聞こえた？｣
平｢うん、聞いてたよ、おめでとう2人とも。｣
理｢やっとかぁ、って感じだけどね笑｣
A｢え、バレてたの？｣
理｢あれで気づかない方が難しいよ笑 2人ともすきすきオーラすごかったんだから。｣
私はたしかに茜のこと大好きっていうのを隠していたつもりはないからわかるとして、茜が私のことをすきだと思ったことはなかったからびっくりした。
愛｢私は直接茜に色々聞いてたからねぇ。｣
A｢そうなの？！｣
茜｢ちょっと愛佳。｣
顔、赤くなってる笑 どうやら本当みたい。うれしいなぁ。私、茜に愛されてるんだね。
愛｢とりあえず詳しく聞きたいからさ、またあとで教えてよね。｣
A｢うん、わかった。ありがとうねみんな。｣
平｢全力で応援しちゃうからね！｣
てちと理佐もはやく付き合ったらいいのにな、それこそバレバレだよ両思いなんだろうなっていうのが。本人が意外と気づかないっていうの多いかな。
愛｢ねぇA、ちょこっとだけ茜のこと借りていい？｣
A｢うん、全然いいよ。｣
愛｢すぐ戻ってくるから。｣
〜
愛佳side
やってきたのは懐かしい屋上。茜が悩んでる時もここで話したな…
愛｢おめでとう、茜。本当に自分のことのようにうれしいよ。｣
茜｢ありがとう愛佳。｣
2人が結ばれたことはうれしいこと。でも…
愛｢次は私が茜の背中押そうと思ってたんだけどな。｣
ピンチな時、いつも助けてくれた茜を、今度は私が助けようと思っていた。
少しだけ悔しかった。茜の役に立てなかったこと。
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作者名：結冬 -yuto- | 作成日時：2019年1月19日 14時
