第拾壱章：３ ページ48
＊
背中を押してマッチボックスに足を進めさせる火縄
Aはマキの肩を叩くとこっそり言った
『‥‥マキさん。僕が殺っても良いですか？』
｢‥‥‥教えた通りにね｣
『ラジャー』
Aの顔は完璧笑顔だったがマキ等良くAを知ってる人から見ればあの笑みは怒ってる時の笑顔だった
｢たくよ〜〜〜何が第８だよ。ださすぎ｣
『ちょっとそこの君？』
｢ん！？‥‥？｣
Aは右拳にぐっと力を込める
もう躊躇も手加減も今のAには無かった
頭の中に在るのは男の子を突き飛ばした怒りと大隊長をけなした怒り。
そのまま回転をかけ、周りにばれぬ様静かに。ただ力は緩めず。思いっきり溝落ちにクリティカルヒットを打ち込む
『有言実行♪』
｢‥‥？どうした｣
｢｢？｣｣
急に倒れても誰も分からないのでばれない
Aとマキはハイタッチを静かにする。すると火縄に名前を呼ばれたためドキッとした
｢A‥‥マキ‥‥｣
｢『！！』｣
｢ひねりは加えたな？｣
『教えられた通りに』
｢抜かりはありません｣
互いにグッドサインを送り会う。火縄もやはりキレていたようだ
大隊長のもとに向かえば俯いていたため、流石にやり過ぎたかな？と苦笑いする
｢全くお前らは‥‥‥ありがとな！｣
桜備の照れた顔とその言葉に皆笑顔になる
さあ帰ろう。とすると火華が声をかける
｢桜備よ。一消防士がしゃしゃり出て深みにはまると
火ではなく
｢なるほど、俺を煙たがってる連中がいるわけか‥‥だが‥‥｣
第８全員が後ろを振り向く。第５に比べ、人数は少ない。だが、それ以上に強さも、仲間を思う気持ちも、第５には引けを取りはしない
｢第8の炎はそう簡単に消せんぞ｣
どんなに強い風が来たとしても、僕らは絶対に倒れやしない
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れい - 体重病気でワロタ (2021年12月4日 19時) (
レス) @page2 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白いです！それと、第零章 2の森羅「おしゃかだ…」ではなく、森羅「お陀仏だ…」じゃないかと思います！ (2021年6月7日 7時) (レス) id: 63b985e919 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます！！:(T-T):めちゃくちゃ頑張ります (2020年10月13日 22時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 好きです！頑張ってください (2020年10月13日 17時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
セルクル(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！！頑張りますね！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ea978ee025 (このIDを非表示/違反報告)
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