第拾壱章：２ ページ47
＊
両者互いに構えるとそこに一台のマッチボックスが来る
｢シンラ！！A！！｣
マッチボックスから出てきたのは第８の皆だった
｢第５‥‥？ここで何をやっている｣
｢大隊長‥‥｣
桜備が一歩前に出て火華と対峙する
｢今回の“焔ビト“ほど自我のあるのも珍しい。このまま処理されるのももったいない。
第５で確保させてもらう‥‥｣
｢少し勝手が過ぎませんか？｣
｢“焔ビト“化した時点で戸籍では死亡扱いとなり、鎮魂で死体も灰に還るのだ。
ならば身体をそのまま預かっても問題ないと思うが？
それに新設の第８には科学班もいないと聞く。せっかくの検体だ‥‥第５が持ち帰り、調査した方が人体発火の謎を突き止めるための一歩になるだろう？｣
｢調査結果は我々にも共有してくださるんですよね？｣
｢もちろんだともッ｣
(ウソつけ！)
火華の笑みは胡散臭さが滲み出ていたが、これ以上街中で荒事を起こすわけにも行かないので桜備は引くことを決める
｢行くぞ。後は第５に任せる｣
｢しかし‥‥チッ｣
シンラは渋々マッチボックスに向かう
｢だっせェー｣
｢あ！？｣
────が、第５の一人から“ある言葉“が聞こえてきてついつい足を止める
｢第８の大隊長ってさぁー、
無能力のザコなんだろ？マジだっせェー｣
それでキレるのは仕方ないと思う
うん。
｢なんだと貴様！！｣
｢やんのかコラ！！あ！？｣
｢シンラ！！アーサー！！｣
｢大ザコ長の部下がしゃしゃってんなよ二等ザコが！！｣
マキと火縄が仲裁に入るがシンラは胸ぐらを掴んで止めない
｢火に耐性のない人が炎の海に飛び込む勇気がわかんねェのか！！｣
｢わかるわけないじゃ〜〜〜ん！俺、第三世代だも〜〜〜ん｣
マキと火縄は何とかして三人を引き放す
火縄はもうアーサーの首を絞めていた
｢シンラ！！落ち着きなさい｣
｢お前ぜってェぶっ飛ばしてやるからな！！｣
｢やってみろよ。ザコ８の大ザコ部下の二等ザコくん｣
‥‥‥今言ったな？責任持てよ？男なら
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れい - 体重病気でワロタ (2021年12月4日 19時) (
レス) @page2 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白いです！それと、第零章 2の森羅「おしゃかだ…」ではなく、森羅「お陀仏だ…」じゃないかと思います！ (2021年6月7日 7時) (レス) id: 63b985e919 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます！！:(T-T):めちゃくちゃ頑張ります (2020年10月13日 22時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 好きです！頑張ってください (2020年10月13日 17時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
セルクル(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！！頑張りますね！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ea978ee025 (このIDを非表示/違反報告)
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