第拾章：ヒーローと死神と姫 ページ44
＊
｢行くぞ。A｣
『はい！』
Aはシンラの背中からジャンプするとシンラは先に急降下して焔ビトと少年の間に着地するそして思いっきり焔ビトを蹴り飛ばした
｢大丈夫？危ないから離れて｣
｢う‥‥うんッ！｣
｢人の お楽しみを邪魔しやがって。俺が消防士時代に何人助けたか知ってんのか？
“焔ビト“時代に何人殺しても文句ねェだろ！？｣
｢お前は消防士時代にも殺してんだろ｣
｢足し算引き算もできねェのかこのバカは。助けた数と帳尻合わねェんだよ バカ｣
｢！！｣
そう言うと宮本は近くに止めてあった車を持ち歩行者に投げ飛ばす
シンラは素早く車と歩行者の間に入ると力一杯蹴り上げた
｢な、なにィ！？ウソだろ‥‥あの車1トンはあるぞ｣
｢A！｣
『はいよ〜』
シンラの呼びかけにAは炎で鎌を作ると宮本に向かって叩き落とす
落ちた風圧に宮本は尻餅をついて車の上に降り立ったAとシンラを見た
｢なんだ‥‥こいつ‥‥何なんだお前らは‥‥｣
宮本が見たのは二人の笑う顔
｢悪魔‥‥‥死神‥‥‥‥｣
『違います』
｢
二人は車から下り、宮本のもとにゆっくりと歩いていく
｢炎ハ魂ノ息吹‥‥‥｣
『黒煙ハ魂ノ解放‥‥』
｢ま‥‥待て！ちょっと待ってくれよ｣
｢シスターの祈りはねェけどお前には十分だろ｣
『灰ハ灰トシテ‥‥‥』
慈悲をかけないA達に最期くらいシスターの祈りの中で終わりたいという宮本にAはシンラにどうするかと聞く
宮本の必死な弁解にシンラは困ったような顔をする
『(‥‥‥全く、シンラはこういうのに弱いんですよね)‥‥シスター達も今こっちに向かってきてるので大人しく待ってるんだったらいいんじゃないですかね』
｢A‥‥そうだな。それまで悔い改めてろ｣
｢あぁそうするよ。いや〜〜〜兄ちゃん達強えなァ。これが第三世代消防官って奴か｣
宮本は膝に手を置きゆっくりと立ち上がる
Aとシンラは背を向けているのでなにも言わない
｢今度生まれ変わったら俺もあんたみたいになりたいぜェー｣
襲いかかって来る宮本
刹那───
『‥‥ホント』
宮本の片腕が吹っ飛んでいく
それは体制を低くし鎌を振るったAによるものだった
『救いようのないクズですね』
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れい - 体重病気でワロタ (2021年12月4日 19時) (
レス) @page2 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白いです！それと、第零章 2の森羅「おしゃかだ…」ではなく、森羅「お陀仏だ…」じゃないかと思います！ (2021年6月7日 7時) (レス) id: 63b985e919 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます！！:(T-T):めちゃくちゃ頑張ります (2020年10月13日 22時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 好きです！頑張ってください (2020年10月13日 17時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
セルクル(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！！頑張りますね！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ea978ee025 (このIDを非表示/違反報告)
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