第八章：３ ページ39
第8から出ると流石に周りの目もあるので観念して着いていく
｢とは言ったものの木に登る犬って‥‥‥猫じゃないんだから｣
『‥‥あ、猫の気持ちになりたかったとか』
｢それこそどんな犬だよ。つか｣
シンラはアーサーの方に顔を向けると足でしっしっと追い払って言う
｢ついてくんなよ。俺とAだけで十分だ｣
｢俺だって事務仕事やりたくない｣
｢一緒にすんな俺は別に！！｣
『まあまあ落ち着いてください二人とも‥‥！』
喧嘩の仲裁をしていると連絡をくれた方なのかこちらに気付いて手を振ってくれている
｢消防士の方々こっちですこっち！ほらあそこ｣
早足で駆け寄って木の上を見るとそこにいたのは想像してた犬とは全く違った
『あれ犬って言うか‥‥‥』
｢まもる君‥‥じゃん‥‥
というかキャラ的に犬ではなく“犬っぽい“おじさんだったような‥‥？
そこはせめてレス君にしといた方が‥‥‥
そんなことを考えている内にシンラが能力でまもるくんを地面に下ろしていた
｢ありがとうございます｣
『‥‥‥‥‥つかぬ事をお聞きしますがなんであんな所に‥‥？』
｢商店街のイベントで風船を配っていたら近所の大学生に“うぇ〜い“されてしまいまして｣
｢うぇ〜い‥‥｣
｢なんでそんなことを‥‥‥｣
｢消防士の連続殺人犯を覚えていませんか？｣
｢『え？』｣
まもるくんが話してくれたのは消防士の身でありながら、快楽殺人犯のことについてだった
被告人である宮本のその事件があってから消防庁と消防士への国民の不満がたまにこうした形でやられることがあるそうだ
｢で、最終的にその消防士はどうなったんですか｣
まもるくんは何かを考えるように空を見上げた
｢今日、まさに判決が下る予定です。噂では、精神鑑定で無罪になる見通しが強いとか｣
『それは‥‥‥‥』
そうだとしても、そんな判決を出されたら遺族の人たちは何と思うのだろう
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れい - 体重病気でワロタ (2021年12月4日 19時) (
レス) @page2 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白いです！それと、第零章 2の森羅「おしゃかだ…」ではなく、森羅「お陀仏だ…」じゃないかと思います！ (2021年6月7日 7時) (レス) id: 63b985e919 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます！！:(T-T):めちゃくちゃ頑張ります (2020年10月13日 22時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 好きです！頑張ってください (2020年10月13日 17時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
セルクル(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！！頑張りますね！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ea978ee025 (このIDを非表示/違反報告)
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