炎と氷の死神【炎炎ノ消防隊】

第参章：消防官の心と怪しき冒瀆者 ページ22

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アーサーが新しく第8に入った翌日のこと
僕ら三人は中隊長に呼ばれて武器庫に来ていた



｢Aとシンラとアーサー用の“七式消防戦斧“だ｣



｢これが七式かー！｣


『おお！ついに僕用の七式が‥‥！』



Aとシンラは早速手に取って七式をマジマジと見る
僕の分は作ってもらってたのですが前使った時に壊してしまい今回二代目の七式となる




｢撃鉄と安全装置は打つ直前まで触るなよ。引き鉄を引けば“聖陽釘(セイクリッドスパイク)“が先から飛び出る｣



｢‥‥俺には必要ないね｣



そういうとアーサーはエクスカリバーを出す


｢俺にはエクスカリバーがある｣



｢確かにAとシンラとアーサーは“発火能力“があれば七式はいらないかもな｣


『あー。確かにそうですね』



僕ら第三世代能力者は自分で炎が出せますし‥‥でももし炎が使えないような時があったら必要ですし‥‥



｢‥‥俺は出動のたびに30kg以上装備しないとならないしメンテナンスにも時間がかかるし‥‥
第8(うち)にも早く機関員が入ってきてくれると助かるんだがな。中隊長に負担が‥‥｣


｢自分は別に構いませんが？それにAも最近では手伝いに来てくれますし｣


『ちゃんと中隊長に習いましたし僕で良ければいくらでもお手伝いしますよ。まだまだ全然下手ですが』


そうなのです
火縄中隊長も火縄中隊長で準備があるので少しでも楽になるようにと教えてもらいながらお手伝いしています




桜備大隊長は目頭を押さえるポーズをしてズッと鼻を鳴らした



｢ええ子や‥‥｣




｢『‥‥何故関西弁？』｣

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