第弐章：２ ページ16
………………抱きしめて来た？
『あ、アーサー？』
僕を抱きしめながらスリスリしてくる様子はまさに犬のようだった
………ってなんか抱きしめる力が強くなってきてる？
『アーサー？ちょっ！ストップです！！痛い！痛いです！！』
聞く耳を全く持っていない様子のアーサー
「いい加減！は！な！れ！ろ！A困ってんじゃねぇか！」
シンラは僕とアーサーを引き離す
「む！姫と騎士の再開を邪魔するか！流石は悪魔だな」
「なんだと！」
｢これはもしや、修羅場という奴では‥‥‥！？｣
｢マキさん‥‥‥｣
またもや喧嘩しそうな勢いの二人に目をキラキラと輝かせたマキさん、そして突っ込むのをあきらめたシスター‥‥‥
とりあえずわかるのはここがカオスな現場になってることだけ
僕にはどうすることも出来ないというか何か話がさらに拗れそうなので黙って置くことにしよう。うん。
ボクナニモシラナイ。
僕が現実逃避を始めるとシスター何かを思い出したようには手を合わせた
「あｯ 今日入隊の第三世代能力者ってあなたのことですね？」
「シンラ、A 彼とは知り合いなの？」
『訓練校で一緒だったんです』
思い出されるはよくいがみ合っていた二人
「騎士はヒーローよりしょべぇしょべぇ言ったら途中から"王"つけだして！
卑怯でしょ？」
「そ………そう………」
「無口でクール気取ってるけどただバカなだけなんです！
バカだから言葉が出てこないだけ！」
それなのに………と体を震わせるシンラ
「「『それなのに？』」」
「なんかモテるんだよな………」
「あ〜〜〜そこ………」
その言葉を聞きアーサーはふッと笑う
「志は俺の方が高ェのによォ！！」
「騎士はかっこいいからな」
「あ！！」
「
『シンラ、シンラ』
『シンラもかっこいいですよ？』
シンラの動きが止まる
"かっこいいよッ"
かつて母に言われた言葉が頭をよぎる
「Aに言われたからってニヤけるなマザコン」
「あ！？ぶっ殺すぞテメェ！！」
「ぎこちない笑顔見せてみろ 悪魔」
「なんだと？」
『ちょっ、もうケンカは止めてくださいよー！』
喧嘩腰の二人を止めようとするがやめようとしない
「やけに騒がしいと思って屋上に来てみれば…
何事だ？」
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れい - 体重病気でワロタ (2021年12月4日 19時) (
レス) @page2 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白いです！それと、第零章 2の森羅「おしゃかだ…」ではなく、森羅「お陀仏だ…」じゃないかと思います！ (2021年6月7日 7時) (レス) id: 63b985e919 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます！！:(T-T):めちゃくちゃ頑張ります (2020年10月13日 22時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 好きです！頑張ってください (2020年10月13日 17時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
セルクル(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！！頑張りますね！ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ea978ee025 (このIDを非表示/違反報告)
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