婚約者に捨てられた私は最強さんに溺愛される【呪術廻戦】

47話 ページ49

五条side



「あー、」




続けろと言われても、このまま続ける方が危険な気がするな。でもさっきまで怒り寸前だったのに

Aの表情を見たらなんか覚めたわ


にしてもAは、怒りまで凍りつかせるなんてA最強じゃね？特級呪霊もびっくりだろ





「全く、うちの愚娘が失礼したな、で、どうだ？話は後日にするか？」



「どっちにしろそっちの話は受けねーよ」



「！？…何故だ、確実にそいつより暁音の方がふさわしいだろう！この美しさも！実力も！礼儀も！！」






んー？おっさん？寝言は寝て言え？

さすがにそれは聞き捨てにならねーなぁ、この俺にふさわしい女はこの世で1人しかいないの

それがAってなんでわかんねーかなぁ







「なぁ、誰がいつどこでそー言った？」



「え」



「なーにが悲しくてそいつと婚約するかよ、俺はそいつと見合いしに来たんじゃねーわ」





話をすり替えてんじゃねー、認めないなら認めないって言えばいいのに、その言葉すら言わねーのかよ

めんどくせぇ奴らだ






「ですが悟様」



「じゃあ聞くけど、なんで俺と婚約したいわけ？」



「え」



「それ教えてよ…なんで妹より自分を進めるのか、俺が納得するならまぁ考えなくもないよ」



まぁ婚約するとも言ってねーけどな



-






-






優しい優しい俺はAの姉から俺への好意を向ける理由を聞くと、まぁ出るわ出るわ欲望に満ちた言葉たち

最初にあった時とほぼ同じとも言える


「強い術式を持った方」「顔が素晴らしく整っている」「次期五条家当主」


もう何回も聞きなれた言葉だ



それとは逆に





「…A」



『はい』



「俺の好きなところ答えて」



『…悟様の全てと言いたい所ですが、1番は私に幸せを与えてくれるところです』






はーーーい！オレの嫁が大優勝〜！！！！！！♡♡


ちゃんと即答で答えるし流石だわ

まぁこれでもかってほど愛しているし、Aにしかあげない幸せを与えているんだもん。

これで幸せじゃないなんて言われたら少なくとも10年は凹むわー






「そーゆう事ね、俺に愛される気があるのはAだけだったって事……わかった？」






政略結婚なら愛はいらねーかもしんねーけど、Aの姉の言い分的に俺への好意があったわけだし

そんな俺に愛されたいのなら、俺を心から愛してもらわねーと釣り合わねーもん



まっ、今は俺を愛してくれるAがいるから定員オーバだし諦めるしかないって事で

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