双子の虎を拾いました【呪術廻戦】

〇 ページ29

:


｢はい、今日は私の奢りだよ〜、みんな遠慮なく食べてね〜乾杯〜！｣




ｶﾗﾝｯと様々なグラス同士が重なる音が響くとワイワイ騒ぐ大人たち

現在私、会社の人たちとみんなで飲み会に来ています……というのも9割行きたくない飲み会

まぁ上司の奢りならいいや、高い酒飲んどこ



｢A〜嫁に会えなくて悲しいのは分かるけど今日はあの嫌いな上司の奢りだよ？たべよ？｣


『んー、確かに人の金で食う飯は上手いが嫁の飯の方が何倍も、いや比べ物にならないぐらい美味しいの！！』




特に親子丼とか超美味しい…いやもう悠仁もそうだけどたまーに作ってくれる宿儺の料理も死ぬほど美味い

なんだろう、男の人の料理って本当に美味しいからみんな1度は食べてみて




｢相変わらずだね…まぁあの料理上手の嫁？さんすごいね｣



『今日も可愛いメールが来たの……』



｢そっか、だから午後の会議張り切ってたんだね｣





えへ、バレてました？嫁に応援されちゃあ、頑張っちゃうよ…私ちょろいから

にしてもまだ仲のいい同僚がいるからいいものの、さっきから視線がすごいんですけど



｢藤崎〜！！！｣


『は、はい』


｢俺の奢りだぞ〜？？のめよ〜ほら〜｣


『いや、私お酒そこまで強くないので』



おいおい、酔っぱらいの絡みなんて気持ち悪いんですけどセクハラですよ、肩触らないでくださいきしょいです






｢は？俺の言うこと聞かねーのか〜？｣



『…ウーロンハイだけお願いします』



ちょうどお酒なくなっちゃったし、次は軽いの飲もう




｢嫌だねー！ビール！すみません生ちょうだーい！！｣





ふざけんな…マジでふざけんな…悠仁と宿儺に怒られるからまじで無理なんだけど。

先に謝っとこ…ごめんね……て





『助けて〜』



｢あー、私この上司嫌いだから無理｣



『私も嫌なんだけど！？』





同僚を売るのか？我が友よ…ここで私たちは終わりなのか…そうか…悲しいな

〇→←虎の理性

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す