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それから指を水道水で流し終え、出血は止まった
「もう痛くない?」
『イタクナイデス』
「はぁ、手間のかかる小娘だ…何をよそ見しておる??何か悩んでいたのか?」
『イ、イヤアノ』
それに関してはごめんね、でもとりあえず今は私の心臓がやばいし色々とキャパオーバーなんだよね。勘弁してくれ
「無理しちゃだめだぞ?」
『……オウ』
くっそあざてぇ顔しやがって……可愛いな
本人は無自覚だろうけど上目遣いになってんぞ
「?……ほんとに平気か?」
『大丈夫です、お料理頑張ります』
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『……んっ…おいし』
出来上がってくる料理に少しずつ味見をしていき、自分でも納得ができる味が完成した、私ってばやれば出来るね
これなら虎ちゃん達も食べれるはず…
いや料理に自信ないことも無いけど、どーせならちゃんと美味しいものをあげたいし栄養も割と考えないといけない
「なになにー?出来たー?」
『フェッ……』
なんて料理をしていたら悠仁が急に気配もなく後ろから抱きいてきた…
いや良くないね……私の心臓が弾けるから良くないよ
嬉しいけど
「俺も味見してもいい?」
『え、だ「だめ?」…ハイ…ドゾ』
「あーんして」
『……………は、はい……………あー』
「ん〜…ん!美味い!」
『ソ、ソッカァ』
なんか、これで10年分の寿命が縮んだきがする…
この子ほんとに本心でやってるのかなあざとすぎ
まぁ無自覚でやってるのだろうけどね!お姉さん心が弾けちゃうよ
「……俺抜きで何をしてる」
「あ、宿儺、これ美味いぜ食ってみ」
そこで、ムスッとしてる宿儺くん登場…でもなんでムスッってしてるの?
もしかしてハブってるみたいに思わせちゃった?そんなことないのに可愛いヤツめ
「小娘、食わせろ」
『味見ばっかしたら食べれなくなるよ』
「…?ダメなのか?小僧はいいのに?」
『………ドゾ……』
こいつもこいつあざとい、どんだけ私の心臓をもぎり取れば気が済むのさ
「フッ……悪くない、今後ともその味で頼む」
『っ……』
満足したのかさりげなく私の頭を撫で微笑む宿儺
さっきまで可愛かったのに急にかっこよくなるなんて…不覚にもときめいてしまったじゃん
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Kさん - ン“ン”、かわいい死ぬる、、、 (5月21日 15時) (レス) @page31 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
秘密の本棚 - このお話大好きです!更新楽しみにしてます!頑張ってください!(=^・^=) (2022年11月27日 10時) (レス) @page31 id: 1e2af6a07a (このIDを非表示/違反報告)
月蝶(プロフ) - お気に入り登録させていただきました!続き待っています!!o(*゚∀゚*)o (2022年1月26日 17時) (レス) @page8 id: ca98a598eb (このIDを非表示/違反報告)
ワクチン - 続きが気になる…!更新頑張ってください!! (2021年10月30日 1時) (レス) @page35 id: a4dec5c33a (このIDを非表示/違反報告)
あるあ - リクエストで2人が夢主に男の匂いがして嫉妬てきなのがみたいです! (2021年3月24日 21時) (レス) id: 2fbd0b1919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nano | 作成日時:2021年3月5日 18時