オーダーメイドの彼女【五条悟】

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『ここが新しい家な』




｢ひ、ひろいっ｣




『だろ〜…ほら上がって、お前の家でもあるんだから』





Aにはすぐあの家から荷造りをして引っ越してきてもらったのはいいものの、ここの新居実は高専から車で五分ぐらいの場所にある。

これなら俺も行き来できるし、まだ高専の生徒だから寮暮らしは避けられねーし、今は家を買うぐらいしか出来ねーけどあと1年ちょい過ぎたらAと同棲♡


はーーー！！早く卒業してぇな





『って、A？どこいった〜？』






ウンウンと1人で今後のことを想像しているといつの間にかAの姿が無くなっており、リビングの方から｢ひゃ〜｣と声が聞こえた。

俺は首を傾げながらリビングに向かうとキラキラ目を輝かせているAを目にする




『そんなに気に入った？』




｢そりゃあもう！悟！見てよ！テレビ大っきい！！｣




『うんうん』




だいぶでかいのにしたからなぁ、多分任務でずーーっとAを構いたいけど構えないからAが暇しないようにと買った、映画とか見ときゃ何とかなんだろ





｢ソファまである！！私初めて座るの！！｣



『え、まじで？』





ソファぐらい家にあるだろ…と思ったがあいにくAの家は特別な家でもなくどちらかと言えば古かったしなかったな、恵の家もそうだし

というかもうテンションが高いAが可愛いからなんでもいいや…


あ、ついでにあの二人にもいい家に住ませてやんねーとな、お姉ちゃんだけずるーい！ってなっちゃうだろうし



うんうん悟お兄ちゃんに任せとけって






｢さ、さとる｣



『なーに？』



｢き、キッチン！！IHとガスコンロだ！！｣



『うん、両方あった方がいいだろ』





IHだけだと安全だが料理をよくすると聞いたから火加減的にはガスコンロも必要だなと業者に頼んでいる

そりゃあ母親替わりに妹や弟を育てているんだから家事は完璧だろう｡

まぁその方が俺には好都合だけどな、何せAの手料理が食える……！！！！こんな贅沢他にねーだろ！






｢ほぉわ〜！冷蔵庫も大きいし、料理器具も沢山〜！！私料理頑張っちゃう！｣




『……うん、俺の嫁が今日も可愛いな』








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悟くんは純粋に喜んでる女の子の反応とか見るの好きそうな偏見を持ってます…

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