オーダーメイドの彼女【五条悟】

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『ただいまー』



｢あー！おかえりー！｣



『……お、おう』





ポニーテール、エプロン、天使の笑顔！！！何このハッピーセット！！


と心の中で叫ぶ…

今日はここで泊まるからと連絡を入れたらご飯作って待ってるね！ってAから返信が来て予定より早く帰ることができた




うん。もう俺おなかいっぱい






｢悟？ちょっと疲れてる？お風呂はいっておいで｣



『あ、うん……でも飯』



｢……悟が出てからでも大丈夫だよ？｣



『俺は出来たてが食いてぇもん』




せっかくの初ご飯だぜ？上手い時に食うのが普通だろうが、でもAの言う通り確かに疲れてる

でも俺はさいきょーだしAの顔を見るだけで元気出た





｢出来たて……あっ｣



『？』





出来たてと言う言葉にばつ悪そうな顔をするA、そんなAにどうした？と聞いてみた





｢その……まだ全部できてなくて…｣



『え』



｢ご、ごめん…悟と食べれるって思ったら作りたいものが沢山浮かび上がって…その…お風呂に入っててくれたら多分ちょうどいい時間かなと計算して作ってたんだけど…｣



『………………これが俗にいうセルフ無量空処か』





マジで理由が可愛すぎて無理なんだけど…

俺と飯が食べたいがためにワクワクしながら料理してたんだろ！？もうそれ想像するだけでニヤけそうだし

俺が疲れてると思って計算して飯を用意しようとしてくれているあたり完璧じゃねーか……




｢？？む？しょ？｣



『なんでもねぇ、分かった風呂入るから、うん、料理してていいから、怒ってねーしんな顔すんな』




しゅんとわかりやすい顔をして落ち込むAの頭を撫で、怒ってませんアピールをする





｢！！ほんと？ダメな彼女じゃない？｣



『ダメじゃないお前がNO.1だから』



｢なんばーわん？｣



『世界一可愛いってこと、んじゃ風呂入ってくる』



｢へぁ！？！？｣

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