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付き合って1年ぐらいまでは、次の日が仕事の日でも、夜は致していたし、ハグやキスもした、
夜中に帰宅したから、起こされても起こしてもお互い怒らなかった、むしろ会いたくて会いたくて仕方なかったんだと思う
あの時はもう……かなり幸せだったんだろうね
でも、あの言葉的には、私の体のことに気を使ってくれているのか知らないけど…
付き合って2年になる間もない頃、彼が私を誘う行動が少しずつ減っていっている
この時から何となく私は知っていた、浮気される事はわかっていた、寂しい思いをさせたのは私
だけどやっぱり、いざ浮気されるとか、こんな思いをするなんて思ってもみなかったんだよ……
たしかにあまり会えてないけど、好きなのは私だけなのかな?彼を不安にさせているのも自覚してる
けど家にいる時とか仕事がない日はなるべく彼に構っていた。むしろ自分からやり慣れてない誘いだって彼にしたこともある…
彼のために
仕事終わりでもイチャつくことができるように計画を立ててとにかく彼を悲しませないようにした……
私は彼が全てだったから全てを捧げたのに…
『っ……ぅ。……ぅ……』
こんなのあんまりだよ……
私ばっかり好きみたいじゃん…嫌われたくないから元彼みたいに捨てられたくないから頑張ってきたのに
私はやっぱり彼女失格なのかな
どこまでも脳内に出てくるマイナスな言葉に私はただただ涙を流すことしかできなかった
『…わ、別れるのかな』
正直浮気されたけど、私は彼のことは好きだ
別れたくもないし離れたくもない
誘いがなくても今まで嫌な顔をせずに接してくれていたし、あっちの方だけ困っているだけかもしれない
浮気の原因は私だし、何もかも私が悪いんだ
私が悪いから悟さんは浮気をした
だから私は悟さんの浮気を見て見ぬふりをした
プルルルルルッ
五条「んー?どしたの?A」
…愛しい声はそこにある、大丈夫…大丈夫なんだ、乗り切れ私
『今日、残業かも』
五条「そっか……無理しないでね、終わったら迎えに行こうか?」
『ううん、平気だよ…夜中帰ってくるね』
五条「了解…気をつけてね」
『うん…もし家にいたら先寝てていいから』
五条「ふふっ、わかったよ…じゃあね」
『うん……』
…
『はぁ…ネカフェ行こ…』
生まれて初めて彼に嘘ついてしまったかもしれない…でもこれで何も無かったんだから
これでいいよね
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←番外編「初めての浮気現場」
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作者名:なの | 作成日時:2021年1月2日 1時