2.男装マネージャー頑張ります【ハイキュー】

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はーーー、しんど

午前だけで既に疲れたわ。部活よりしんどいんとちゃうのってぐらいしんどい



｢あ、一ノ瀬上がる？｣



『……』ｺｸｯ



｢一ノ瀬のおかげでめっちゃ人来たよなー！午後からちゃんと休憩するんやで！｣



『……』ｺｸｯ



そう、なんでしんどいのかはなんかめっちゃ人きたから接客にヘトヘト。それでも1番好評が高いクラスにはなんか景品あるらしい


なんやろ、プリンかな……エクレアかな…パンケーキ食べ放題とか？それならええなぁ……



あかん……腹減ってきた




なんて思いながらも着替えを持ってお手洗いに行き、タキシードから制服に着替えて待ち合わせの場所に


午後からは治先輩と………………






『……あほらし』





私ってこんな面倒臭い女やったかなぁと今一度思う





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｢あ、A｣



『！……治先輩…お疲れ様です』




人の気配が一切ない待ち合わせの場所に行くと、治先輩は既に居た。





｢Aもお疲れやん、ウィッグズレかけてんで｣



『え』



｢じっとしとき｣





整えたるから……と私の頭に手を伸ばす治先輩……そしてそれに恥ずかしくなって下を向いてしまう私


あかん……めっちゃ恥ずかしい……






｢そんな照れんでもええやん｣



『…………照れてません』



｢頑固やなぁ……ほな行こか｣





ん、と差し出される私なんかより遥かに大きい治先輩の手……もしかして繋げと？





『……えっと…………』



｢……あー、女装するか？｣



『しません』



｢男同士で手繋ぐなんてかわええもんやな。｣






ハハッと少し嬉しそうに笑う治先輩

いやだからなんで手を繋ぐ前提なん？別に断らんこともないけど、なんか……ちゃうやん？







｢まぁ、周りが気にするかもやし……本来の姿になってもええんやない？｣



『えぇ……桃ちゃんモードですか？』



｢おん……そーときたら理事長室行くで｣



『……え』






まって……なんで理事長室？？
もしかして治先輩、おじいちゃんのこと知っとるん？


いや知ってるとは思うけど……







｢？……一ノ瀬A…理事長の苗字も一ノ瀬やしな、親族関係やないの？｣







うげ……




おじいちゃん……どうしよ

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