よく分からない赤葦くん【ハイキュー】

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『あぴ……る？』




｢男として見てないでしょ…そろそろ言っとかないと多分次やっても意味ないなぁと思ってね、その答えが聞きたい…教えてくれたらもうそれでいいから｣







ご褒美はこれね……と告げる京治くん






『男として……って京治くん男じゃん』





｢そういう意味じゃないのはもうお祭りでわかったんじゃないの？違和感ないの？｣




『……………………あー、綺麗なお姉さんに声をかけられていた時、ちょっと心が痛かったのはあったからなぁ、あれ以来京治くんの行動にあたふたになる』







なんて言ったらいいんだろう、言葉にするのって難しいな、自分の気持ちなんてよく分からないし

考えようともあまり思ってない






｢…答えて出てるのにそんなつもりは無いってことか｣





『？』





｢いいよ、その気なら……絶対自覚させてあげる｣





『え？』






今のでなんかスイッチ入った？

ほんと意味がわからない。ただえさえよく分からない京治くんなんだけど


いまはもっとわからないなぁ








｢……俺はこの体育祭で決めるから｣





『は？え？なにを』





｢知ってる、俺のAの設定は天然で鈍感でめちゃくちゃ可愛い設定だから知ってる…大丈夫だよ…｣







……あ、これは無視していいやつかな



と本人が落ち着くまで私はそばにいた…そしたら優しく京治くんは私の頭を撫でてくれた。







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とりあえず、次の種目は男子の借り物競争らしくて、京治くんがクラスのやつらに無理やり行かされているのだけど、応援しとくと言うと

本人は嬉しそうに微笑んでくれた





｢Aちゃーん｣






『？』





｢さっき赤葦と何してたの？｣





『人生について語ってた』





｢え、重｣





『うそです』






そんな話するわけないじゃん。確かに大事な話だと思うけど…







｢えー、じゃあ恋バナ？｣





『鯉に花なんてダメだよ…いくらなんでも食べるからってそれはだめ』





｢そっちの｢コイ｣じゃねーよ｣






｢ハハッ…雨宮はちょっと抜けてんな〜ww｣





……抜けてる？何が？

よく分からないから首を傾げる一方だけど、隣のクラスの子がさっきから睨んでくるのなんで？

怖いんだけど






｢えー、偽天然とかじゃなーい？｣





｢え？｣





｢赤葦くんってそーゆう子タイプそうというか…赤葦くんのタイプに合わせてんでしょ？ないわー｣

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