検索窓
今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:27,861 hit

ちーと8 ページ10

仕事を終わらせて車を走らせていると人だかりを見つける。よく見ると知った顔が。
これは、助けた方がいいんだろうか…



「あんまりしつこいと警察呼びますよ…こーゆうの困ります」



はっきり言ってもきゃっきゃっとしていて聞こえちゃいない様子。
車から降りて声をかけるしかないなこれは…



「…luzさん、お待たせしました。撮影いきましょ」





誘われたひきまるのメンバーの一人。luzさん。



「えっ?…??」


手招きをしたら素直に車に乗ってくれた。
良かった、汚くない日で…
自分も車に乗り込むと真っ先に冷たい声で問われた


「助けてくれたのは有難うございます…名乗っていただいてもよろしいですか?」


と。
圧倒的顔面偏差値に冷たい声で言われるとこわいな……


「んー……今はそーゆうものです」


名刺を渡してみる。
だーやまじゃないからな今は……



「山田さん、ですね。
僕のこと知ってるってことは……」

「同業者だよ、って言い切ってもいいのか分からないけどリスナーサイドではないですよ」



車をテキトーに進ませていく。
これどこまで届けたらいいんだろ…


「そうなんですね…えっと、アカウント教えていただくことって…」



「Twitter?だーやまって検索かけてみてください。
上手いことでなかったらうらたさんとかから探せば出てきますんで」


取り敢えず自分家でいいかな…と慣れた道を走る。


「だーやま…だーやま…」


携帯で探しているみたい…
うーん、うらたさんに連絡入れとくか…



「一応家向かってるんですけど大丈夫でしたかね、予定とか」

「あ、有難うございます…帰り道の途中だったので…
それと踊ってみたでこの間ランキングいましたよね…?」

「そーそー、乗ってました〜。
同居人に連絡だけするからもうちょっと座って待ってて下さいね〜」




…イケメン持ち帰ってきちゃったな。
とか思いながら車庫に車を入れる。



「あ、うらたさん。luzくん拾ったんですけど家入れても大丈夫ですか?」

「は?luz??なんで?いいけど」

「なんか拾ったんです」

「今どこ」

「車庫」

「すぐじゃん…べつにいいけど…」

「じゃあまた」



電話を済ませて、行きますかと車のキーを抜く。
人入れるの初めてだな…

ちーと9→←ちーと7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
180人がお気に入り
設定タグ:urt , usss , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

妄想太郎(プロフ) - ざゆさん» コメントありがとうございます!のんびりと更新していきますのでのんびりと読んでいただければ! (2020年4月6日 0時) (レス) id: d63c9f3263 (このIDを非表示/違反報告)
ざゆ(プロフ) - すごく面白いです。続き楽しみにしています。 (2020年3月8日 22時) (レス) id: d0019edafb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:妄想太郎 | 作成日時:2019年12月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。