愛を知らないモブ

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続き





もうこいつの足止めにはうんざりだ。誘われてんのみずきだし置いてこ






みずき「うちはAと一緒に行く約束しとるから....」






だからなんですぐ私の名前を出すんだよ。「でも…うち友達と…」って感じでもう少し悩んでやれ






侑「なら､綺条さんも良ければ一緒に行かへん？な？」






なんでこいつも連れてかなあかんねんって顔してる。
分かりやす






みずき「う〜ん...Aどうする？」






私が断ったら多分みずきは行かないだろうな






宮侑の目付きがより一層悪くなった。多分断っちゃいけないやつだこれ






『.....別に、いいよ』





宮侑「ほな､行こか！」





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教室に移動中みずきは私にしか話しかけず。宮兄弟はずっと空気となっていた。






少しはあっち見てやれよ...てか宮侑に関しては誘った張本人なんだから話しかけろよ






ずっと宮侑に睨まれているし...意味不明すぎる。チキンが






『....はぁ』





みずき「A？どしたん？」





『別に...』






お前が原因なんだよ





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みずき「それじゃあね！治くん！A！」






みずきはこちらに手を振りながら宮侑と2人で自分達の教室に入っていく






私も扉に手をつけ中に入ろうとした時。真後ろにいた宮治を思い出した。






そういや宮治。私と同じクラスだったわ






このまま一緒に教室に入ったらファンの子達に反感を買うことになるんじゃないか？もし反感を買わなくとも少し不審に思われるよね？？私の学校生活が大変なものになりかねない。






そんなことで？と思うかもしれんがファンというのは色んなタイプがいるわけで…...よし、一旦トイレ行こう






扉から手を離し方向転換してトイレへ向かおうとした時






治「おい､なんで戻んねん入るなら入れや」






ふいに腕を掴まれた






『いや別にトイレ行くだけだし....離してくんない？』





治「......」






無言で手を離してさっさと教室に入っていってしまった。いやせめて謝るぐらいしろ、力加減考えろいてぇし






治「さっき侑と話してた時と態度変わりすぎやろ...なんやねん、あいつ」

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