片思い 15 ページ17
次の日、その日はたまたま朝練がない日だったみたいで、いつもと変わらない時間に登校をした。
昨晩、秋にメールで入部する旨を伝えたも良かったが、どうしても彼女の反応を見たくて、伝えないままでいた。そのせいか、どこか浮ついた足取りで教室へと向かう。
彼女はもう既に教室に着いていたようで、わたしの姿を見るなり「A、おはよう。なんか楽しそうね？」と声をかけてきた。
「秋、おはよう！わたしね、秋に報告することがあるんだ」
「Aからの報告？なになに？どうしたの？」
「わたし、サッカー部に入部することになりました！」
すると彼女の表情は驚いたように目を大きく見開き、数回瞬きをしていた。そしてやっと言葉の意味を理解出来たのか、嬉しそうに目を細めながら頬を緩め、ぎゅっとわたしに抱きついてきた。
「ほんとに！？すごく嬉しい…！Aと同じ部活で活動できるなんて夢見たい…！」
「秋がそんなに喜んでくれるの、嬉しいなあ」
「昨日も言ったでしょ、ずっと夢だったのよ」
「ふふ、そうだったね」
「うん！でもどうして？昨日は怖いって言ってなかったっけ？」
秋にとってはそこが疑問だったらしい。確かにわたしも昨日の入部を決意する瞬間まではすごく怖くて、ずっと躊躇っていたから無理もない話だ。
だけど、好きな人に背中を押されて、キャプテンにあんなに喜んでもらえて。なんとなく彼らとなら、わたしの悩みなんて気にせずに楽しめるんじゃないかなって思えてしまったのだ。そして、恐怖にだって立ち向かえるような気がしたんだ。
「昨日ね、部活終わりに吹雪くんに背中押されてさ。一緒にサッカーがしたいって、わたしが入っても迷惑じゃないって言ってくれたんだ。それでね、キャプテンに伝えたらすっごく喜んでくれてそれが嬉しくて」
「ふふ、そっかそっか！」
「うん、だから頑張ってみたいって思えたんだ」
するとその時だった。背後からポンっと肩を叩かれたのは。
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次数の関係で次に続くよ
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mini @ 気まぐれ返信ごめんなさい(プロフ) - 戦術の皇帝さん» 遅くなってしまってすいません。たくさんの感想ありがとうございます〜！のんびり更新野郎ですが、よかったらこれからも気長に待ってもらえると嬉しいです。よろしくお願いします〜 (2020年9月3日 0時) (
レス) id: 7bdd47b866 (このIDを非表示/違反報告)
戦術の皇帝 - 吹雪士郎から名前変えてみました。楽しく見させてもらっています。更新頑張ってください。楽しみにしています。 (2020年7月2日 23時) (レス) id: 2920096cab (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 楽しく見させてもらいました。続き楽しみにいています！更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年5月20日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪士郎 - 毎日楽しく見させてもらっています。更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月16日 12時) (レス) id: 2920096cab (このIDを非表示/違反報告)
花吹雪 - いやー。面白いです！今は、コロナウイルスが流行っていますが、お身体に充分気を付けて更新してください。 (2020年5月15日 19時) (レス) id: cba8b0a420 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini | 作成日時：2014年3月30日 16時
