太宰さんに拾われました。

初任務でパーティーに行くことになりました。2 ページ5

ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ･･･

今私の心臓は凄い勢いで身体中に血液を送っている。つまりめっちゃ緊張してます！！

誰か助けて･･･

「大丈夫？緊張してるのかい？」

と太宰さんが私に気を使ってくれる。

「だ、大丈夫です･･･！」

そんな私の足は生まれたての小鹿みたいにﾌﾟﾙﾌﾟﾙ震えている。緊張もあるけれど･･･なによりも、

慣れない場所に、慣れない服、慣れないハイヒール！！歩けませんわ！！


今私が着ている服はポートマフィア幹部の１人、尾崎 紅葉さんが着付けてくれたもの。見た目的にも高そうな服で、汚す訳にはいかないというプレッシャー。


(本当に私なんかが初任務で出てもいいパーティーなの！?キラキラが凄い、キラキラが凄い！！そして太宰さんが眩しい！正装似合ってますね！?カッコいいですね！?正面から見れません。)ｾﾞｪﾊｧ

「･･･本当に大丈夫かい？」

と首を傾げて聞いてくる。

「だ、大丈夫です･･。」(マジのほうで心配されてしまった。でも首を傾げて聞くのは駄目だと思う。破壊力凄いもん。イケメン過ぎて。私の心臓頑張って。)

「じゃあ、早速任務を始めようか。」

と言って歩き出す。

「あ、はい！」(そうだ、緊張してる場合じゃない。これは仕事なんだ。よし！気を引き締めて行こう！)

「あそこにいる白髪の少し太った男がいるだろう?」

と太宰さんが指を指した方向をみる。いた。歳は60くらいだろうか、若い女性とデレデレとしながらしゃべっている。キモい。

「あいつが今回のターゲットだ。どうやらポートマフィアの情報を他の敵組織に流しているようでね。その証拠と情報を聞き出すことが私たちの任務だよ。私が情報を聞き出すから君は私の隣で怪しい動きをしている人がいないかを見ていてくれないかい？」


「わかりました！！」

そう話してるうちに例の男の所についた。

「はじめまして。」

と太宰さんがいうとこちらの存在に気がついた男が

「ん？君は誰かね？」

と尋ねてきた。

「あぁ、すみません。私の名前は津島 修治と申します。○○会社の社長の代理で挨拶に参りました。」

と偽名を名乗り予め用意していた偽の名刺を渡すと男は急に顔色を変え

「あぁ、○○会社の方でしたか。先程はとんだ失礼を！何時もお世話になっております。」

と下手にでてきた。

「いえ、別に構いませんよ････〜」

太宰さんと男が会話してる間周囲を見る。特に怪しい動きは見られない。

あるのは太宰さんに向ける女性達の視線くらいだ。(カッコいいよね。わかります！！)

すみません文字数が･･･

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