太宰さんに拾われました。

何てことするんですか太宰さん ページ16

目がパチッとさめる。


鳥がﾁｭﾝﾁｭﾝ鳴いている。


[貴](朝チュン･･･。)


隣にいる人物を確認すると規則正しい寝息が聞こえてくる。


[貴](まだ寝てるのか･･･出社時間やばいよね。)


時計を見て思うが私はすでに諦めている。


それでも欠席はできないため準備をしようと起き上がるが体が怠い。


腰も痛ければ喉も痛い。一番は腰が痛い･･･。


腰を擦りながら布団から出て朝食を作るためにキッチンえと向かう。


朝食を作るといっても簡単なものだ。


だし巻き玉子と玉ねぎ、じゃがいも、ワカメを使った味噌汁、ご飯は昨日炊いた残り。


[貴]「〜♪」鼻唄を歌いながら味噌汁を煮込んでいると突然背後から


「おはぱい。」という声と共に服の中にスルリと手が入ってきて胸を揉まれた。


[貴]「〜！？ ///」 私は思わず肘でおもいっきり後ろの人物の腹をついてしまった。


「ぐへぇっ」という声が聞こえた。後ろを見ると


右手と両膝を床につき、左手でお腹を押さえてる太宰さんがいた。


[太]「ひ、肘鉄･･･。」普通に痛そう。


[貴]「だ、大丈夫ですか･･･？つい手が出てしまって･･･でも太宰さんが悪いです。」


[太]「柔らかかったよ。」


言葉のキャッチボールどこいった。(真顔)


すると太宰さんのケータイからメールの着信音がなった。


太宰さんがケータイを手に持ち画面を見ると一瞬目を見開き驚いていた。


[貴]「国木田さんですか？」


[太]「いや、乱歩さんからだよ。」


[貴]「乱歩さん？･･･珍しいですね。」


[太]「そうだねぇ、顔洗って来るよ。」と言って洗面所えと消えていった。


[貴](･･･仕事のことかな？どんな内容だったんだろう。)


さっきの太宰さんの反応が気になりながらも朝食作りを再開した。

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