Painful love -4-

story95 ページ8

Aside

オペが終わったのか、皆さん帰ってきた。

私を入れると、計5名。

患者さんが多い割には、

医師が少なく、大変だ。



部｢皆、集合。じゃあ、鈴木先生？一言。｣

｢これから、小児科でお世話になります。

鈴木 Aです。元、救命なので

どの分野も任せてください。

よろしくお願いします！｣

部｢左から、毛利、江口、守谷だ。

で、俺は部長田辺。よろしく。｣

｢よろしくお願いします。｣

部｢じゃあ、後はよろしく。｣









部｢あっ、鈴木。これが、担当患者だ。

救命向きにしといた。｣

｢あ、ありがとうございます。｣

1人は、花音ちゃん。9歳。

2年前からの白血病。

2人目は、奈々ちゃん。16歳。

若年性糖尿病。


毛｢今日は、鈴木先生の歓迎会で

飲みに行きません？｣

あっ、き、今日！？

部｢一応、鈴木は既婚者だから。｣

毛・江・守｢え？｣

部｢この病院一、優秀な人と。｣

毛｢あ、藍沢先生？｣

｢フェロー時代の、指導医です。｣

部｢だから、狙ってたら諦めてね〜。

後、歓迎会くらいあとの方がいいよな！｣

｢今日は………、帰る約束したので……。

明日なら、いいです！当直なので！｣

毛｢じゃあ、明日行こう。｣

江｢部長の奢りで。｣









それから、あっという間に時間が過ぎた。

時間を見れば、６時。

そろそろ、着替えに行こうかな。

｢お疲れ様でした。｣

部｢お疲れ。｣









医局に、また戻ると

藍沢先生がいた。

｢あっ、お疲れ様。｣

部｢いや〜、藍沢が育てただけあるね〜。｣

｢あ！田辺先生は、脳外でフェローを迎えて！

西条先生と並ぶ、腕の外科医で！

藍沢先生が脳外に来て、3年後に

小児科部長になったんでしたね！｣

何か、医療業界って広い！


｢じゃあ、お疲れ様です。｣

部｢じゃあ、また明日もよろしく。｣

｢はい！｣









｢あっ、そうだ。

明日、歓迎会してくれるって。

呑まないから、安心して。｣

私、お酒弱いからね。









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オリジナルキャラ紹介

田辺 部長

・藍沢先生の指導医みたいなもの。

・結構な腕を持つ人。


毛利 先生

・スタッフリーダー。

・子供達に、イケメンとすごく人気。

・部長に続いて腕がいい。

江口 先生

・的確な判断で、患者を救う。

・毛利先生に続いて腕がいい。

守谷 先生

・鈴木と歳が近い。

・医者歴5年。

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