Painful love -4-

story91 ページ4

Aside

その後、何日ぶりでしょうか！

部屋の掃除をしようと思ってたけど

3日も病院にいたから………。

｢ごめん、掃除しようと思ったんだけど

3日も昨日も当直だったから。｣

藍｢それより、d｣

｢そ、それはもう今日中に決めるつもり！｣

あの、あかりスマイルを使ったけど

なんにも効果ないじゃん。


あっ、あかりスマイルとは………

めっちゃ、微笑んだら

なんでも許したくなるような笑顔。

藤川先生が、そう呼んでいた。


｢とにかく！

それは、また後で！ね？｣









夜、なにか言いたそうにしてる藍沢先生。


藍｢後でと言って何時間経ってる。｣

｢4時間35分。｣

ホント、これ正確。


｢私は、2つ夢がある。

1つ目、救命で藍沢先生を超える

フライトドクターになること。

2つ目、小児科で苦しんでる子供を

大人にしたい。


でも、1つ目は思ったところで

無理なんだけどね〜。

誰かさんの、指導が無くなって

まだ、あかり達は使えなかったし？

私の指導が無くなったから。

もっと、教えてもらっとけば良かった。｣

と、ソファーから立って

2年前の、病院で結婚式を挙げた

写真を見て微笑んだ。


｢とりあえず、救命にいて考えよう

って、思えばもう1ヶ月も過ぎてた。

受験のとき、どうやって決めたかな、とか

皆にも、どうやって決めたか、

聞いてみたけど、よく分からない。｣

藍｢フェロー初日で


七夕事故の後の、ヘリポートで


俺も同じことを聞いた。


あの時、Aはこういってくれた。


どっちでもいい。


メスを握ってさえいれば、と。


トロントの時もそうだ。


誰よりも、1番に『夢』を考えてくれた。


だから、どっちでもいいと思う。


Aが行きたい道を行け。｣

｢やっぱり、私









小児科に行きたい。

なれない現場だし、大変だと思うけど

子供の命を、救いたいって思う。｣

藍｢嫌になったら、戻ってくればいい。

白石、緋山、藤川、冴島、横峯、雪村、

行ってほしくない人

と思ってくれる人がたくさんいる。｣

｢行ってほしくない人ってｗ


でも、後2週間は居たい。

久しぶりに、藍沢先生と

ヘリに乗りたい。｣








やっと決めた、科。

私は、ここで頑張っていける。

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