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story74 ページ5

Aside

そして、富澤さんは

岩田さんと、やり直すことを決めた。

そして、結婚式もするそうだ。

夜になり、結婚式場のパンフレットを2人で楽しそうに見ている。

「そろそろ、休んだ方がいいですよ。」

岩「あっ、すみません。面会時間、終わりですよね。」

私は、もう少しいさせてあげたくて

人差し指を立て、ベットの周りのカーテンをしめた。

そして、富澤さんは息が上がってるように見えたから、

「富澤さんは、休んでくださいね。」

と、2人に微笑むと、白石先生と緋山先生の所にいった。









白「A先生、お疲れ様。富澤さん、結婚式するとそうね。」

「1ヶ月後何ですけど……。」

緋「持つといいね。」

「そうですね。」

誰もが、奇跡を願わずにはいられない。









さっきの、院内アナウンスのため、初療室に、行ってみた。

すると、そこには………

吐血した、富澤さんが………。

藍「吐血して、ショックだ。」

冴「出血量は、800です。」





「富澤さん、岩田さんとご両親にご連絡しましたから、頑張りましょう。」

富「ありがとう、でももういい。」

「何言ってるんですか。結婚式、するんでしょう?」


ドクター全員が、私たちの会話を聞いていた。


富「思い出したの。




結婚式のガイドブックってあるでしょう?
あれ、買いに行った日のこと。彼、本屋さんまで着いてきたの。
いつもは、買い物なんか面倒くさいって、全然来ないのに。だいたい、あの本って男の人は嫌がるじゃない?」

「…………普通はそうですね。」

富「お金がかかる、記事のものばっかりだし。
なんで来てくれたの?って聞いたらね。
彼、なんて答えたと思う?」

私は、分からなくて首を傾げた。

富「『だって、この本重いだろ』って。」

その瞬間、涙が出てきた。一筋ずつ。

富「すごく嬉しかった。重いものがあれば、それを持ってやるのは自分だって。

これから先の人生、彼は私のことをそんな風に愛してくれるんだって、思えた。」

私の想いと、リンクする。

富「もう十分…………。

私は、十分幸せだった。」


廊下のベンチに、白石先生、緋山先生、冴島さん、私の順番で座る。

白「食べないの?」

緋「うん………。なんかね………。」

「食べないなら、もらっていいですか?」

私に無言で、差し出す。

緋「A、心は大丈夫?」

「大丈夫じゃないです………。

式まで、1ヶ月もあるんですよね。」

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作品ジャンル:恋愛
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まっちゃん(プロフ) - shizunoさん» ご感想ありがとうございます!とても、嬉しいです!!できるだけ、休日で更新頑張りますので、4章を楽しみにしていただけたら嬉しいです! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
shizuno(プロフ) - この作品大好きです!4楽しみにしてます! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 21f7dd5f90 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - みくさん» 忘れていました!すみません。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ´・ω・さん» すみません!忘れてました! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月9日 12時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっちゃん | 作成日時:2018年9月8日 22時

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