推しが親とか地雷何ですけど

6話 ページ9

.







アズールは絶対初恋泥棒だよな





そう思いながら





『本当？うれしい』





えへへと笑うとアズールが私の頭を撫でて上出来ですよとまた褒めてくれる





何だこれ最高じゃねぇのとそう思っていると






「このカップケーキキノコの形に似ていてとても素敵ですね」




『あっ、それ生地ながしいれる量まちがえちゃったやつなの…』





だから他のカップケーキと比べて形がいびつなのだが確かに言われてみればキノコの形である






「僕このカップケーキ気に入りました、食べるのがもったいなく感じてしまいますね」




と言いつつパクッとジェイドがカップケーキを食べると






「美味しいです、やっぱりAは天才ですね」




とジェイドもべた褒めである。二人して褒め倒すものだから気分がめちゃめちゃ良い





だってさ学生の頃はヤクザとか言われてたあの二人がここまで子供に甘いとは思わないじゃん






もうギャップが最高なのである、ごちそうさまです








「お茶淹れてきたよぉ〜」





とフロイドがテーブルにカップを置いてくれた






フロイドが私専用に買ってくれた可愛らしいデザインのカップを手に取りあったかいミルクティーを一口




美味しいと思いながらさっきジェイドとアズールが手土産にくれたお菓子を早速ミルクティーと共に食べる





『おいしぃ〜！！！』





とばくばく食べていると






「おやおや、A付いてますよ？」







こっちを向いて下さいと言われ大人しく従いアズールが口に付いていたカスを取ってくれた





『ありがとう！』





「美味しそうに食べてくれて何よりです、お土産を持ってきたかいがありますね」






『えへへ』






「ねぇ、アズール？さっきからちょっと娘にたらしこむのやめてくれない？？変態アズール」





「なっ？！言いがかりはよしなさいフロイド」





「アズール…僕の大事な姪に近付かないで貰えます？？」





とジェイドが私を引き寄せアズールから距離を取り始めた






「お前ら！！！」




とオクタ組がふざけながら喋っているのをジェイドの腕の中で見ているのは中々レアよね





最高すぎだよ、もう本当オクタ好きだわと改めて再確認させられたわ…





.

夢主イラスト！感謝！→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す