56話 ページ6
『この、おへや…？』
加「うん、もう一人いるけど、できたらその人もお願いしていい？」
『うん！』
2人に案内された部屋。清光が襖を開けると、中は真っ暗だった。
加「連れてきたよ。」
「そうか、ありが……は？」
うん、もう慣れた。
『はじめ、まして。』
加「あれ、子供だってこと聞いてなかったっけ？俺前言ったような…」
「あ、いや、え……」
安「多分聞いてなかったんだと思うよ。この子が今回の審神者なんだ！琥珀、この人は和泉守兼定！」
な、長い名前…
『い、いじゅ……いじゅみ………ごめんなさい…』←
無理だ、言えない。
清光が隣で蹲りながら床をドンドン叩いてるのは気にしないでおく←
和「ぁ、ああ。気にするな。……」汗
脳内の中だと言えるのにな…実際口を使って言うの難しいや。
てか清光、和泉守様と安定が凄い冷たい目で見てるよ？
加「(ああああやばいっ、琥珀の可愛さが俺好みすぎてやばいっ！！！////)」
んー……とりあえずお手入れだね。
『んと、ほりかわさま…おていれ、いい？』
顔はよく見えないけど、堀川様の苦しそうな声がたまに響く。
和「頼む…」
私は堀川様を挟んだ、和泉守様の向かい側に行った。
そして、堀川様の手を握った……いや、握ろうとした。
ﾁｬｷｯ
『っ！！！』
安「なっ、」
加「和泉守っ！？」
向かいにいる和泉守様は、私の首元に刀を添えた。
少しでも動いたら即終わり。
私は恐怖で固まってしまった。手が震えてる。彼と合った目をそらせない。
和「変な真似したら殺す。」
『う、ん…っ』
そうだよね、そう簡単に受け入れられるわけないもんね。
大丈夫、手入れすれば終わりだから。
『て、にぎっていい？』
霊力を流すには手を握るしかない。はたして許してくれるだろうか。
和「……ああ。」
『ありがとう。』
首元の刀に震えながら、私はそっと堀川様の手を握った。
いつ殺されてもおかしくない恐怖の中、手入れはいつもより順調にいかず、時間がかかった。
・
傷が癒え、ぐっすり眠っている堀川様。
だが、和泉守様は未だに刀を下ろしてくれなかった。
加「っもういいでしょ？手入れも終わったんだからっ！」
安「和泉守……」
和「ダメだ。国広が起きるまでじっとしてろ。」
…どうやら、この恐怖とは長期戦になりそう。
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めい(プロフ) - 桜さん» 読んでくださりありがとうございます！勿体無いお言葉ですよ！（苦笑） 続きも頑張ります、ありがとうございます！m(*_ _)m (2020年8月6日 23時) (
レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ものすごく面白いし、文才もあるので頑張ってください！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 798e99be00 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 兼さん……国弘…夢主のｼｭﾝでやられてるよ。審判者の部屋に何かありそうですね…続き頑張って下さい！夢主とこんのすけだけて大丈夫なのかな？ (2020年8月4日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» なるほどなるほど、え、それすごい楽しみですね！？笑 (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 華音さん» こんにちは！！え、超大切なところ間違えてる笑 本当に助かります！！ありがとうございますー！！(￣^￣)ゞ (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
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