95話 ページ45
〜Noside〜
とある一室にて、Aと一部の短刀以外の刀剣たちが集まっていた。
誰もが難しい顔をしており、重たい空気が漂う。
鶴「やっぱり、誰も知らないんだな……」
燭「そうだね…」
はぁ、とどこからかため息が聞こえた。
山姥「最後に見たのは二代目の時か？」
乱「うんっ、……あの日、ボクたちが出陣する前まで居たんだ……だけど…」
乱の言葉に鶴丸たちは唇を噛み締めた。
少し昔話をしよう。
この本丸には、本来もっと多くの刀剣がいた。
だが、今までの審神者により、多くが折られ、鍛刀もまともにしてくれないせいで、刀剣の数はみるみる減って行った。
しかし、今この場にいる者がまだ全員ではない。
あと6振り。
＿＿＿彼らは誰も知らない所に閉じ込められている。
彼らが反抗すれば、今までの審神者なんてあっという間に消されていただろう。
それを早くに悟った二代目の審神者は怖くなり、隙を伺って彼らを閉じ込めた。
天下五剣の一振、三日月宗近。
三条派が一振、石切丸。
同じく三条派の刀剣、小狐丸。
源氏の重宝、髭切と膝丸。
古備前派の鶯丸。
傷はそこまで負っていないはずの6振り。
しかし、彼らは一体どこにいるのだろうか。
誰も知らない。
加「分からないなら探せばいいじゃん。」
安「！！清光…」
加州はよっと、と立ち上がり、襖越しに縁側の方に目を向けた。
加「……俺はあの人たちに沢山助けられた。だから、今回は俺が助ける。」
鶴「……ああ、そうだな。」
鶴丸もゆっくりと立ち上がり、皆を見渡した。
鶴「俺も探すぜ！あいつらが居ないとこの本丸は正式に成り立たないからな！」ﾆｶｯ
鶴丸の言葉に皆はそれぞれ顔を見合わせた。
そして答えが決まったのか、力強く頷き、立ち上がった。
乱「もちろん！ボクもまた三日月さんたちに会いたい！」
歌「きっと見つけだすさ。」
蛍「国行も、働いてね！」
明「しゃーない、今回ばかりは働くとしますかぁ〜」
最初の重たい雰囲気はいつの間にか消えた。
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めい(プロフ) - 桜さん» 読んでくださりありがとうございます！勿体無いお言葉ですよ！（苦笑） 続きも頑張ります、ありがとうございます！m(*_ _)m (2020年8月6日 23時) (
レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ものすごく面白いし、文才もあるので頑張ってください！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 798e99be00 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 兼さん……国弘…夢主のｼｭﾝでやられてるよ。審判者の部屋に何かありそうですね…続き頑張って下さい！夢主とこんのすけだけて大丈夫なのかな？ (2020年8月4日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» なるほどなるほど、え、それすごい楽しみですね！？笑 (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 華音さん» こんにちは！！え、超大切なところ間違えてる笑 本当に助かります！！ありがとうございますー！！(￣^￣)ゞ (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
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