73話 ページ23
山姥切様がドアを開けた瞬間、先程と比べ物にならないほどの瘴気が襲ってきた。
『ｯ！！』
乱「ぁっ、」
明「っ！！」
やっと、会えた。
ｼﾞｬﾗｯ
蛍「誰、？……」
一「……ｸｯ……」
部屋には、鎖で身動きが取れない2人がいた。
そして、顔の半分はまるで呪いがかかったように黒くなっている。
これが、堕ちかけている刀剣の姿。
一「……！！に、んゲン……？」
蛍「人間……憎イ……ニンゲん……憎イ…」
『っ…』
間違いない。確かにこの声だ。
山姥「どうやって助ける。」
鶴「……方法は一つだけだ。」
〜1時間前〜
薬「それで、堕ちた…いや、堕ちかけた刀剣はどう助けるんだ？」
こん「はい、方法は一つだけ…
彼らの瘴気を琥珀様の霊力で浄化することです。」
信「瘴気を、浄化…？」
こん「はい、普通の人には難しいでしょう。大体は道具を使わなければ浄化はできません。
ですが、琥珀様の霊力は道具を必要としないほどとても澄んでいらっしゃるのです。
彼女の霊力なら、必ずや2人の瘴気を浄化できます。」
『！！！』
五「ﾊﾟｧｰ!で、では2人は助かるんですねっ！」
こん「ええ。成功率は低くないです。ただ……」
「「「『？？？』」」」
こん「ただ、堕ちた神様を救うのには代償を必要とします。」
燭「！代償…？」
こん「はい。人によりますが、今までの記録から見ると、記憶喪失になったり、体の一部を失ったり…その他何かしら代償を払わされています。」
「「「「っ！？！？」」」」
乱「そ、そんなっ、じゃあ琥珀はっ！？」
秋「そんな、代償をっ…」
こん「ですがわずか一部、代償を払わずに済んだ方もいます。もしかしたら、琥珀様もその一部である可能性もあるんです。……どうしますか？」
「「「「っ……」」」」
『？？いくよ？』
「「「「！？」」」」
信「で、でも代償を払わされるんだよっ？もしその代償が大きかったら…っ！」
『？？でも、いかないと、たすけら、れない。』
鶴「……っ、いいのか？後悔、しないのか？」
『うん。いかない、ほうが、こうかいする。』
・
山姥「代償、か……」ﾁﾗｯ
『……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 476人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - 桜さん» 読んでくださりありがとうございます！勿体無いお言葉ですよ！（苦笑） 続きも頑張ります、ありがとうございます！m(*_ _)m (2020年8月6日 23時) (
レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ものすごく面白いし、文才もあるので頑張ってください！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 798e99be00 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 兼さん……国弘…夢主のｼｭﾝでやられてるよ。審判者の部屋に何かありそうですね…続き頑張って下さい！夢主とこんのすけだけて大丈夫なのかな？ (2020年8月4日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» なるほどなるほど、え、それすごい楽しみですね！？笑 (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 華音さん» こんにちは！！え、超大切なところ間違えてる笑 本当に助かります！！ありがとうございますー！！(￣^￣)ゞ (2020年8月4日 14時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
