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white14 ページ14

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その後、チャイムがなる前に教室へ戻った。

私はふと、隣の席を見る。朝聞いたから休みだというのは分かってたけど、空席があるのは不思議な気分。


まさか私のせいで休んだわけじゃないと思うけど、少し気になる。


「平山くん、今日休み?」

「うそ、怜くんいないとつまんない!」

「怜に見てもらおうと思って、今日髪型可愛くしたのにぃ」

「平山くん、どうしたんかな」


クラスの女の子たちは平山の話ばかり。こんなに人気で、平山は男子に妬まれないんだろうか。


「椎名さん、呼ばれてるよ」


突然、後ろの席の男子に言われて、廊下に出ると

「よ、さっきぶり」


例の平山の友達さんがいた。






「何か用?」

「今日の放課後、暇ならさ、一緒に怜の家行かねぇ?」

「……暇、だけど」


確かに、平山に昨日の件で言うことがある。これは良い機会かもしれないけど、いきなり家に押しかけて良いものなんだろうか。


「私が行ってもいいの?」

「大丈夫だって」

「……大丈夫なら、行く」


私の返事に、その人が笑った。

「何だ、アイツに頼まれたからダメ元で誘ったんだけど、やっぱり怜のこと気にしてたんだ」

「そういうことじゃない。平山に、謝ることがあるから!」

「へぇ?まぁ、また話すから、昼休みに3組に来て」


そう言た時チャイムが鳴って、その人は教室へ戻る。私も自分の席へ戻り、スマホを出す。

美緒に連絡しなくちゃいけない。昼休みと放課後、用事が入ったってこと。


あの人は平山の友達だけど、私、あの人とはわりと普通に話せることに気が付いた。


A用事入ったから、昼休みと放課後はそっち行けない
美緒ええええ、そうなの?Σ(・ω・ノノ!)


メッセージを送るとすぐに返事が来ていた。



Aうん。それに、たまには美緒、クラスの友達との付き合いもした方がいいし
美緒そっかぁ、了解!またあとでね!
Aうん


会話を終了した時、タイミング良く担任の先生が教室に入って来た。


「出席取るぞー」



その声に、クラス中、各自席に座ったりスマホをだらだら仕舞ったりする。

緩いな、と思うけど、担任がゆるゆるなので仕方ないと思った。

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設定タグ:オリジナル , 恋愛 , 学園   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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めぐむ(プロフ) - Sakuraさん» Sakura,読んでくれてありがとう! (2017年12月28日 10時) (レス) id: b32ef37eb7 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - 可愛いお話(*^^*) (2017年12月27日 18時) (レス) id: 085712002d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月27日 14時

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