７人ですとぷり（４）

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ころん side


『ころちゃん！写真撮ろ！』


こ「今いっぱい撮ってたじゃん」


『違う２人で！』


こ「２人？」


『そう！お店の人にお願いしたいけど、身バレするといけないからわたしが撮るね！』


A・・・


それ本当は僕から言いたかった！


Aありがとう！


さとみくんがAと２人で撮った写真を送ってきた時は絶対僕もAと撮ってやる！って思ってたけど、今日ずっと言えなかったんだよね


でも慌てるとダサいし、ここは自然に・・・


こ「・・・いいよ」


・・・ちょっと待って


なんか緊張して「嫌だけど、まぁ撮ってやるか」みたいな感じになっちゃったんだけど？！


どうしよう・・・これで「あ、嫌だったら別にいいよ！」とかになったら！


そんなつもりなかったのに！


『ありがとうころちゃん！じゃあ撮るよ〜』


よかったー！！


Aが純粋で！！


僕だったらもういいって言ってる所だったわ


『後でSNSにあげていい？』


こ「スタンプつけてね」


『当たり前じゃん！』


こ「僕もSNSにあげたいから手出して」


『ピースでいい？』


こ「うん、はいOK」


『じゃあ食べよっか！』


こ「そうだね」


『いただきます！』


こ「いただきます」


『ペンギンさん避けて・・・っと、うん！ここのカルボナーラおいしい！』


A本当に美味しそうに食べるな


そこも好きなポイントなんだけど


そうだ・・・！


カシャ


『ん、なに？』


こ「何にも」


『ころちゃんはオムライスおいしい？』


こ「美味しいよ」


『ひと口食べたい！』


いいよ、Aがカルボナーラ美味しそうに食べてる写真撮れたからね


これ、さとみくんに送ってやろ笑


・・・やっぱりやめた


この写真は僕だけのものにしたい


そう思った僕だった

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