136話 ページ11
密集地帯を突破したところで、アディショナルタイムは1分を指す
本来、AにはエースDFの白峰がマークに付く筈だったが、白峰は凪に妨害されて思うように動けなくなる
凪「急いでA!長くは止められない!」
白「鬱陶しい…!」
Aは立ちはだかる音留を容易に抜く
仁「行かすかよ、小娘!」
愛「今度は本気で止めるぜ」
仁王と愛空がゴール前で阻む
『どけ』
Aは強烈なシュートをわざと仁王の鳩尾に撃つ
仁「がはっ…!」
愛「仁王!?」
崩れ落ちる仁王を心配する愛空の顔面にパスを出し、愛空を壁代わりにしたワンツーリターンで抜き去る
『おいおい、ボールやったのに…いらねぇのか?』
愛「やってくれる…!」
愛空を消したAは悠々シュートを撃ち、点を取る
今度は取らされた点ではなく、実力で奪ったゴールだ
4-2、追加点と同時に前半終了だ
絵「勝ち越しで終わるだけでも充分だったのに…最後にデカいオマケが付いたな」
u-20側では、士道が邪悪な笑みを浮かべていた
ブルーロックが盛り上がる中で冴がAの元へやって来る
冴「随分凶暴に…すげぇな」
『まだまださ。私はまだまだ強くなる』
冴「そうか。話は変わるが、何でこっちに付かなかったんだ?」
『簡単だよ。上層部だ』
冴「上層部?」
『今の監督…あれは駄目だ。中学の時の監督も大概だったが、あれは堪らん。馬鹿の元でやるほどバカなことはないぞ』
近くでこの言葉を聞いていた敵監督の法一が憤る
法「萎れていれば手心を加えてやろうと思ったが、もう許さん!言っておくが引き分けでもブルーロックの負けだ!負けたら死ぬ以上の地獄を与えてやる!」
法一はその場を去り、冴は侮蔑の視線を法一に向けていた
控室でu-20は後半の対策を練る
颯「大丈夫?仁王」
仁「あのガキ…絶対許さねえ!」
冴も戻って来て、案を尋ねる
冴「そうか、大変だな。俺には関係ないが」
颯「は…?」
冴「俺は帰る」
仁「あぁ!?そんな勝手が認められるか!!」
冴「知るか。俺は愛空の賭けに乗って、お前らの望む条件でやったんだ。実際、Aの先輩を除いては、使い物にならん不良品だった…二人だって内心そう思ってんだろ?」
音「マジ…?黒山、白峰」
白「まぁ…ね」
黒「そうだな」
あっけらかんという二人にメンバーは言葉を失う
170人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキト(プロフ) - もしかして…某野球漫画と籠球漫画見てましたか? (2023年3月9日 14時) (レス) id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - このあとの続きが欲しかった… (2022年10月25日 4時) (レス) @page35 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
さよさよ - 面白いです!!更新待ってます! (2022年9月22日 21時) (レス) @page35 id: 8bd526ae72 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 最高ですー!!!!!続き待ってます!!! (2022年7月10日 2時) (レス) @page35 id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあか - 内容が好きです!!ブルーロックの小説が少なめなのでうれしいですO(≧∇≦)o推しは、冴です。 (2021年8月9日 20時) (レス) id: 4facfbe3a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こきか | 作成日時:2021年2月13日 10時