つまらない世界を変える方法【2j3j】

６話 「◯」 ページ6

授業中は、ほぼ確定で寝てしまう。



あの微妙な暖かさ、そして先生の睡眠導入BGM。



でも何故か今日は起きていた。



珍しく起きていたので、叶くんがびっくりしていた。





『何故か眠気が襲って来なかったよね。』



叶「Aさんが起きてるのあんま見たことないから、先生も体調悪いのかって心配してたね。」





そうなのである、



今は道徳の時間なのだが、いつも寝ている私が今日は起きていたため、先生に「体調でも悪いなら保健室行きなさい。」とガチトーンで心配されたのだ。



そして、現在は二人一組で将来の夢を語るとかいう時間で特にやることもなく、雑談している。





『それにしても、将来の夢とかまだ決まってる人の方が少なくない、？』



叶「僕は決まってるけどね。」



『え、そうなの、？』





そういう叶くんの目はどことなく悲しそうに見えた。





平和が少し歪んだ気がしたが、“ 次期に元に戻せる時が来る。 ”

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