【文スト】特一級危険異能力者の日常

普通日常で川に足が生えてるのって見る？ ページ7

敦side

旨かったなぁ、孤児院の台所で人目を盗んで食べた茶漬け。というか…

腹減って死ぬ。

生きたければ盗むか奪うか！！

気配！！

僕はバッと後ろを向いた。そこには、全体的に黒い格好をした男の人？女の人にも見えなくもない。

敦「か、金を出せ！！」

思いきって脅してみるとその人は何故か後ろを向いた。

黒「……あ、俺に云ったの？俺、金持ってないよ？無一文。」

どうやら、自分に言われてることだと理解してなかったようだ。

敦「あ、そうですか。すみません。」

黒「ねぇ、聞きたいことがあるんだけど。」

前髪が長くよく見えない目を僕に向けてきた。

敦「な、なんでしょう？」

黒「此処何処？」

迷子らしいです。

敦「えっと、此処はヨコハマです。」

黒「それは知ってる。」

敦「川沿いです。」

黒「見たらわかる。」

敦「…すみません、僕もよくわかってなくて…。」

空腹で朦朧としてたし、何処をどう歩いたのかわかってない。

黒「そっか……うん？あれなに？」

川に足が生えている。
まさしく生えてるが正解だ。

敦「人がッ！ええい！！！」

僕は川に溺れてた？人を回収した。

敦「はぁ、はぁ、はぁ…。」

黒「お疲れ様。う〜ん、知らない顔だ。」

それはそうだろう。僕も知らない人だ。

すると、勢い良く起き上がった。僕はびっくりして声を出してしまったが男の人？は少し、近づけていた顔を元に戻しただけだ。

敦「あんた、流されて…大丈夫？」

黒「流されてる人って初めて見た。」

着眼点が違う！と突っ込みたかった。

？「助かったか………ちぇ！」

ちぇっつったかこの人！？

？「君たちかい？私の入水を邪魔したのは。」

黒「なんのこと？入水ならもっと違うところでやれば良いのに。見つかるところでやるから失敗するんだよ。」

敦「なにアドバイスしてるんですか！？」

この人達何者なのッ！？

僕の突っ込みが追い付かない……。

誰か助けて………

入水男→←作者から！！(((ヤバいヤバいヤバいヤバい

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