異能力者達の集い ページ12
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黒牙は革手袋を外した。
そして、やっと目が髪の毛の隙間から見えた。その目は月のように光輝く黄色い目。
黒「大丈夫だよ。助けてあげる。」
黒牙の口角が上がっていく。思わず目が行くほど美しく儚い笑みだ。
太「黒牙君…?」
虎は黒牙を捉えた。一直線に向かってくる。
太「黒牙君!」
黒「灰刀」
黒牙は虎を避けた。その際、毛に触れたのである。灰になって辺りに散った。
黒「俺に助けられるか、太宰に助けられるか選んで。俺を選んだら最高の形で助けてあげられる。跡形も無いって形だけどね。」
それはもう形とは言わないのではないか?
その疑問は太宰も思ったようで…
太「それじゃあ、形もなにもないでしょ。」
黒「うるさいな!!どうだって良いじゃん!」
作「ねぇ、虎今どうなってるの?空気?」
太・黒「作者は出てくるな!」
サーセン…←
まぁ、そんなことは置いておこう。
虎は標的を黒牙から太宰に変えたようだ。
太「……獣に喰い殺されるのも、中々悪くはないが…君では私を殺せない。」
『人間失格』
太「私の能力はあらゆる能力を触れただけで無効果する。」
虎は敦へと戻っていく。
太宰の胸に落ちていった。
太「男と抱き合う趣味はない!」
ビタンッ!!と床に落ちていった。
黒「痛そ」
黒牙もそう言いつつ、助けようとはしない。
国「おい、太宰!」
国木田がみんなを連れてきた。
与「怪我人はないかい?つまらないねェ」
ーー与謝野晶子 君死給勿
乱「中々やるようになったじゃないか。まあ、僕には及ばないけど!」
−−江戸川乱歩 超推理
賢「この人どうするんですか?自覚がなかったわけでしょう?」
ーー宮沢賢治 雨ニモマケズ
国「一応区の災害指定猛獣だぞ。」
ーー国木田独歩 独歩吟客
太「フフ、実はもう決めてある。」
ーー太宰治 人間失格
黒「話し合いが終われば約束通り案内して。」
ーー黒牙A 灰刀
太「うちの社員にする。勿論、黒牙君も。」
爆弾発見その2だ。
黒牙も固まっている。驚きのあまり、思考と動作が追い付いていないのだろう。
国「はぁぁぁぁぁぁ!!?」
国木田の声が夜の倉庫に響いたのだ。
グゥゥゥゥゥゥゥゥ
黒「……あ!」
否、国木田の声と黒牙の腹の虫が倉庫に響いたのであった。
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田中太郎 - 面白かったです!更新応援しています (2018年7月7日 16時) (レス) id: 552f954393 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - 真天晴夏さん» ガチですか!!!?こんな嬉しいことはありません!是非ともお願いしたいです! (2018年6月26日 17時) (レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
真天晴夏(プロフ) - 私も暇だったら書いて見ます下手だけど (2018年6月19日 22時) (レス) id: aeb99a7d73 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - マジですか!?教えていただきありがとうございます! (2018年5月22日 23時) (レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - アナログでイラストを載せる場合もデジタルの場合もヘルプから画像アップローダーを押してサイトに申請を出さなければいけません。だいたい次の日の午後4時〜6時までには申請通ると思います。申請が通るとURLも発行されるのでそれを小説に貼り付ければ完了です。 (2018年5月22日 23時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柏餅 | 作成日時:2018年5月18日 21時