毒林檎[実況者] (ページ6)

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五口目ページ6

ごくり、と僕は甘いカタマリを飲み込む
まるで____のように

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飯も食い終わり、だらだらと映画を観ていたところで電話がかかってきた

…あんだよ、うっしーか。
俺は欠伸混じりに電話にでる

キ｢はいもしもしこちらヨーキーですけども？｣

牛｢んなことぐらい知ってるわ、おいお前今日俺と実況とる約束忘れてねぇだろうなぁ｣

やべっ

キ｢わ、忘れてたわけねーだろ俺の家集合だよな？｣

慌ててスケジュールをパソコンで確認する
因みにAはお腹がいっぱいになっておやすみなさいだ。

しかし、こいつがいるときにうっしーを家にあげるのか…

牛｢そうだよそれでいいんだ。ほんじゃ準備できしだい行くからな｣

キ｢おう。いつでもこいよ｣

ﾌﾟﾂｯ--
電話を切り、居間の片付けにはいる
皿などを洗い、適当に掃除機をかけて散らばった服などを片付けてこれで終了！と、言いたいところなのだが…

居間のソファの上には今、Aがいた

さすがに部屋に白髪のお昼寝してる人間がいたらうっしーもビックリするだろうと思い、
どっこらしょと持ち上げる

実際には、掛け声なんていらないぐらいに軽かったのだが。
____なんだこれ、本当に食ってんのか？

俺でも心配になるぐらいに軽くて、細いAを寝室のベッドに寝かせ、布団をかける

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

都合のよすぎるタイミングで、家のインターホンがなった。
俺はモニターで一応確認し、そして玄関のドアを開けた

牛｢おじゃましまーす｣

キ｢邪魔すんなら入ってくんなや｣

牛｢社交辞令だろ社交辞令ー｣

ずかずかとうっしーは部屋に入っていく。
うん、うっしーはこうじゃねえとな。

キ｢飲みもんなにがいい？コーラあるけど｣

牛｢あー、いいね。それがいいわ｣

そして扇風機の前に行き、存分に涼しんでいる
そんなに外暑かったのか…

キ｢あいよ、キンキンだぜー｣

牛｢はいどうも。…ん？｣

うっしーは、俺に聞こえるか聞こえないくらいの声で、ぽつりと呟いた

牛｢甘い、香りがすんなぁ_____｣

じわりと、汗が額でにじんだのがわかった