番外編��:私の愛は、3 ページ16
『き.......』
「え、何ですか。しっかり私に聞こえるように言って下さい。」
なんだ、なんだ！何がどうなった！！この目の前にいる威圧的な一期一振はどこの本丸の人ですか！？私のじゃないです！！
普通に話していただけなのに何がそんなに一期の機嫌を損ねた？教えてくれよ神様ぁぁーー！
！！.......あ、一期が神様だった........
『嫌いじゃ......ない。』
そうか細い声で言えば一期の息を呑む音が聞こえた。近い。こんなに密着した事なんてなかった。お互いの息さえ聴こえてしまう。
「じゃあ.....どうして？」
『そ、それは......』
あ、息の音が聞こえない。息止めてるんじゃないかこの人。なにをそんなに緊張しているんだ。問い詰めてきたのは一期じゃないか。
『は、ずかしいから......です....』
「..........は？」
っな！はってなにそれ！！結構勇気出して言ったのに。
「あ、貴方.....！いつも言ってるじゃないですか！抱いてだとかキスしてだとか！！」
『それは、半分本気、半分冗談みたいな.....いざガチでするとなるとこう、身構えちゃうんだよ。恥ずかしくてやっぱ無理！！.......みたいに。』
そう言うとバッと抱きしめられた。ぎゅうっと抱きしめられてるから私は一期の腕の中でうずくまるだけ。はぁと思いっきりため息をつかれ、それが直に耳に当たるためくすぐったかった。
「良かった.......」
『....え？』
何が良かったんだ。今までの威勢のいい一期はどこに行ったのか、また元通りになった。
「貴方が、私の事を嫌いになったのかと。心配した......」
でも良かった。と、私の肩に顔を埋める。それって....
『い、一期は、私と別れたくなかったってこと？』
「何言ってるんですか、当たり前でしょう。」
当然のように吐き出された言葉は私が欲しくて堪らなかったものだった。
『今までそんなこと言ってなかったくせに！』
「そう、でしたか？」
『そうだよ馬鹿！』
「ははっ、馬鹿とは酷いな。でもそうですね。好きですよ。私、貴方の事が。いつのまにか、好きになっていました。最初に貴方に私のどこが好きなんだと言いましたがこんな物なんですね。恋って。気づかないうちに好きになっている。一緒に居たいと思う。そこに、理由なんてないんだ。」
さぞ幸せそうに言うんだから、私も嬉しくなった。そうか、好きなのか。この人、私のことが。
『ふふっ、あはは！！』
「何笑ってるんですか！」
『いや、ただ、これからも』
一緒に居たいなと思って。
続く (更新停止中)
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蛍光灯(プロフ) - 瑠璃色さん» こんにちは！コメントありがとうございます！そんな事を言っていただけて嬉しい限りです(^ ^)私はシリアスが苦手なんですが、今回は何故か書きたい衝動に駆られ執筆しました。あまり本編ではまだ甘く出来なさそうなので番外編で書きたいです。更新頑張ります！ (2018年3月27日 10時) (
レス) id: f643b19803 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色 - 初めまして！いち兄を推している瑠璃色です！この作品はただの恋愛ものじゃなくてサスペンス要素が入っているのが読み応えがあって楽しいです！更新頑張って下さい！！ (2018年3月27日 10時) (レス) id: 3757eb64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2018年3月25日 20時
