短いようで長い糸。

＃4 ページ4

放課後になり、クラスの人がどんどん廊下に出ていく。

私は帰宅部なので部活にはいかない。

いつもなら普通に帰って家でゴロゴロしているか寝ているかだけど、今日はそういうわけにもいかない。




『今日は、何時まで？』


「今日も７時までなのだよ。」


『大変だねw いってらっしゃい』


「ああ。行ってくるのだよ。」





高尾と肩を並べながら歩いていった。



さて、これからどうしようか。
確か今日、宿題でたような気がする。

私は改めて机に向き直りシャーペンを手をする。



…が、なにも頭に浮かんでこない。
逆に眠気に襲われる。

せっかく持ったシャーペンをまた机に置いて、寝る体勢になる。




学校は広いはずなのに、運動部の声が聞こえた。

もしかして男バス？
もしそーだったら_____









なんて考えているうちに重くなっていく目を閉じた。

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