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#28 ページ28

嗚呼やっぱり…


昨日のメールが本当になった。





『こういうことです』



「えー、まじか…」




あの高尾ですら眉間にシワを寄せた。
私だって寄せたいくらいだよ。


あんな分かりやすいシカト。



学校に着いて、おはよう!と声をかけるも此方をチラッと見て素通り。
後ろにいた高尾が声をかけると、おはよう。といつものように返した真太郎。

まだ朝だし、聞こえなかっただけかもしれない。と心の自分に言い聞かせ席についた。



昼御飯を食べる時も、、


『真太郎!一緒に食べよ!』


「……」


『ねぇ、真太郎ってば!聞こえてますかー?』



いつものように。昨日の夜みたいに。
軽く茶化して挑発する。
そしたら、真太郎は


“分かっているのだよ。一緒に食べるのだよ”



って言ってくれると思ったのに。









私を軽く睨み付けるかのようにして素通りしていった真太郎。



「ちょ、真ちゃん!?」


『いいの、高尾。…分かってたし』


「でも…!」


『真太郎は悪くないの。私は大丈夫。






さ、一緒にご飯食べよ?』








今の心は無だった。
悲しくも寂しくもない。


分かってたから…っ。





私があの先輩に何をしたのかは分からないけど。
そう言われるってことは何かをしてしまったんだ





「あ、あぁ。」



『なーに?高尾?元気なくしちゃってさーww』





バシバシと高尾の肩を叩く。

泣きたいけど涙がでないのは、本当に不思議だ。




「いってーよw んじゃ、食うか?」


『うんw お腹減った!』









私はもう、真太郎に恋をすることを諦めた。









それはもう、叶わぬ恋と分かってしまったから__

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設定タグ:恋愛 , 緑間真太郎 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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美零(プロフ) - 置物娘OLDCODEXにハマりかけさん» できますよー!ぜひ! (2018年12月8日 16時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)
置物娘OLDCODEXにハマりかけ(プロフ) - 了解です!それと、ボードの方でお話しって出来ますか? (2018年12月8日 15時) (レス) id: 07cbb82d44 (このIDを非表示/違反報告)
美零(プロフ) - 置物娘OLDCODEXにハマりかけさん» そんなハイスペックな高尾が好きすぎて…(  ̄▽ ̄)是非、他の作品も見てみてください! (2018年12月8日 15時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)
置物娘OLDCODEXにハマりかけ(プロフ) - 本当そんな感じでした。高尾なら絶対あの状態を放っては置かないと思います (2018年12月8日 15時) (レス) id: 07cbb82d44 (このIDを非表示/違反報告)
美零(プロフ) - 置物娘OLDCODEXにハマりかけさん» コメントありがとうございます!恋のキューピッドのような高尾を書けたのではないかと思っております!! (2018年12月8日 15時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜庭美零 | 作成日時:2018年4月21日 23時

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