メカクシ団No.10はアヤノの兄 2【男主】

第六十四話 ページ27

あ「う・・・・・・」

あれ？ここ・・・は？

うっすらと目を開けると視界には天井。あぁ、僕確か倒れたんだっけな・・・シンタローに迷惑かけて・・・

あ「・・・・・あれ？シンタロー？」

手に違和感があると思い、見てみるとシンタローが僕の手を握って眠っていた。どうやら倒れた僕を部屋に運んで、ずっと看ていてくれたみたいだ。

あ「・・・・・ごめんなシンタロー」

起き上がってシンタローの頭を撫でてみる。綺麗な髪だから、僕はシンタローの髪が好きだ

あ「・・・・・いつまで人生を貪っているんだ、か・・・」

少女に言われた、あの言葉。

確かにいつまでも僕らは人生を貪るだけで、前に進めていない気がする。
でも、前よりかは前向きにはなれたと思う。


・・・・・懐かしい人達と再開したり、楽しく笑いあったり、二年前の僕らじゃ、全く想像つかなかったんだろうなぁ

あ「・・・・・シンタローは、今は幸せなのかな」

返事なんて返ってこないとは分かっているけれど、でも、僕の手を握って眠っているシンタローの体温から、「幸せだよ」って、言っているような気がした

番外編　メカクシ団男性陣なう　※ツイッター風→←第六十三話

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ラッキーカラー

あずきいろ

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