アイドルアーヤが知っている 〜episode4〜

番外編〜ファンレター・9〜 ページ43

〜〜前話の続き〜〜
ノーサイド

みんなでご飯を食べ、食べ終わった人からレンのファンレターの方の作業にとりかかった。今度は、食器洗いをした後作業にこうきと翔太が加わった。
作業を進めていると、レンの携帯が鳴った。

立「誰だろう...あっ！荒巻さんだ。ちょっとごめん...すぐに戻るね。」

そう言い残してレンはいったん部屋を出た。部屋を出てすぐのとこで話していたらしく、あきれた声が少し聞こえてきた。

翔「しっかしファンレターずいぶん増えたな...プレゼントの方も...よくレン専用物置部屋に入りきったな。」

光「ほんとだよね...前回もやばかったけど今回マジでやばいと思う。さすがにパソコンでの仕事が早いレンでもこの量だと明後日と明明後日は徹夜コースだな...」

こ「明日から3日間は休みで、4日目は午後から仕事だから4日目レン朝ぶっ倒れてるかもしんない...覚悟しとかないと...全員なるべく4日後は早めに起きて、シェアハウス内でレン探しな。」

若「何でシェアハウス内でレン探しすんの？レンの部屋かリビングか共同スペースで倒れこんでるんじゃないのか？」

翔「実はすでに2回あったんだよ、初めての時と2回目の時。1回目はレンが玄関付近で部屋着のまま倒れてたんだよ。本人曰くファンレターの返事の作業が終わったときまでは記憶にあるらしいんだけど、その後の記憶が無いらしい。」

小「2回目は？」

こ「2回目はレンの部屋も共同スペースもリビングも一応玄関付近も探したんだけどいなくて、いろんなとこ探した結果、レン専用のじゃなくて、みんなの物置部屋の椅子の下にいた。」

上「どんなとこ行ってんだよ。さすがにそのときの記憶はあるだろ...？」

光「それがあってもおかしくないのに1回目と同様、ファンレターの返事が終わったのは覚えてるんだけど、その後の記憶が全くないらしい。」

黒「その2回以外の時は？」

光「さすがに倒れられちゃ困る。レンの仕事もあるし、体調が心配になって仕事になんないし...ってことでその後は俺らがファンレターの返事の作業に入ったらご飯の時間、風呂の時間、寝る時間にレンの部屋に来て、倒れることがなくなった。」

こ「でも、今回はファンレターの増加が予想以上にすごくて、レンの予定はびっしりだから予定変えられないからこの3日間でやり終えるならさすがにどっかで倒れるだろうと思ったってことだ。」

そんな会話をしていたらレンがうかない顔をして戻ってきた。

翼「レン、どうしたの？」

立「実は...」

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