アイドルアーヤが知っている 〜episode4〜

2ヶ月での進展〜レン出演番組･シェアハウスにて･4〜 ページ29

〜〜前話の続き〜〜
翼サイド

レンが出ていた『渡部の最新ちゅうもく〜』という番組が終わり、それからしばらく沈黙が続いた。
その後、はじめに言ったのは和臣だった。

若「改めて、レンってスゲーよな。俺たちはちょくちょく仕事があるけど、ワールドツアーの3週間前からワールドツアーの準備のために仕事をいったん休むだろ？翔太たち3人も含めて。でも、今言ってたとおりだと、ほとんど毎日仕事してるのに、ワールドツアー1週間半前からしか仕事を休まないし、今でも忙しいのに前より減らしてるって言うし...」

上「俺らにはあそこまでできねーし、ワールドツアーの進行やらダンスやら歌などを全て1週間半で覚えることはできないだろうな。それに加えワールドツアーでは、2曲会場の現地の言葉で歌うだろ？あれも覚えるとなると相当すごいぜ。」

黒「それに俺らのダンスや、自分の分のソロの曲、グループ内のライブ限定グループのもあるし...」

翼「そういえば、来週ロケで海外に3日間行くって言ってたよ？その3日間の間に海外の番組にも出るって言ってたし...レンの仕事ってまだ事務所にたまってるし、半分予約制になってるって実沙さんが言ってた。」

小「ちゃんと休めてるのかな...」

確かに...体休めないと、いつしか限界が来て、倒れてしまう。まぁ、よかったのはワールドツアーが終わった後、1週間だけはレンも仕事が休みらしい。そこは荒巻さんや実沙さんの気遣いだろう。だから、その1週間は、無理矢理にでもレンを休ませようと、黒木と前相談した。後は、俺らがワールドツアーを成功させられるように、頑張るだけだ。

翼「さぁ、ファンとレンと俺らのために、ワールドツアーを成功させよう！そのために練習に戻ろうよ。」

黒「後で今いるこのメンバーであわせて練習しない？そのほうが直した方がいいところを指摘しあえるじゃん？じゃあ、16時頃1番大きい練習室に集合で。」

全-黒「あぁ。/うん。」

そう言って俺らはいったん別れ、テレビを見る前にしていた練習の続きをはじめた。
俺も頑張んなきゃ、ワールドツアーを成功させるために。

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