【銀魂】アイドルでも難攻不落！

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【桂】



「桂さん、撮影お疲れ様です」



桂「うむ。ところで...今日の銀時の撮影は長引いているな」



「顔の締まりがいつも以上に悪いって監督と揉めていますよ...(苦笑)」



俺はコーヒーを受け取りながら向こうで撮影している銀時を見る。


確かに...いつもより締まりが悪いな。


なんだあの顔は。


絶対ふざけているだろう。



「え、ちょ、桂さん...！」



桂「俺が注意して来よう」



撮影如きに手間をかけさせるとは...


全く...トップアイドルとしての自覚がなっていない。


最近の【silver soul】はたるんでいるな。



桂「おい銀時。集中しろ」



監督と話している銀時に声をかけた。


俺の声に監督もこちらを見る。



桂「良いか、今は仕事中だ。余計なことを考えている場合では無い。何回NGを出させたら気が済むんだ」



銀時「んだよヅラ。てめぇには関係ねえだろうがよ」



桂「ヅラじゃない、桂だ」



銀時「それに何回もNGくらった訳じゃねえし。おい監督、次はこっちのアングルから撮ってくれ」



スタイリストが数人出てきて銀時の容姿を整える。


俺はため息をついた。



桂「銀時...もう良さぬか」



銀時「は？なんだよ」



桂「その自由気ままに多方面を向く天パはいくらプロのスタイリストとはいえ直せるわけ無いだろう」



銀時「いやうるっせえんだよ！！余計なお世話だわ！！！！」




今日の銀時は締まりが悪いというよりデレ要素が感じられる。



はっ！！


締まりが悪いのは鼻の下では無いか？

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