神威「心が痛い...」貴女「いいから仕事して」

呪文 ページ7

【A】




私はどうも自分の話をするのが嫌いだ。


それにあまり他人から触れてほしくない。


だからだろう。


余計に神威の告白は苦手だ。



神威のことを考えると同時に、自分のことも考えさせられるから。



そう、前に言った筈なのに────────




神威「好き好き好き好き好き好き好((ry」



A「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死((ry」




さっきからずーっと呪文を唱えてくる。



こっちもとりあえず呪文で返してるけどさ。



本当に私のこと好きなのかよ。



A「だあああああ！！！うるっせーなマジで！！！」



神威「A、言葉が汚いよ？^^」



A「あ？私が汚い？」



神威「話聞いて^^」




ほんと懲りずに頑張るよな神威。


ある意味感心する。




A「神威。言っとくけど私はあんたの気持ちに応えられないから」




神威「さて、それはどうかな？」





挑発的に神威は言った。


そして蒼い目でじっと私を見つめる。



神威「Aは俺の告白にしっかりと向き合ったこと無いよね？それはAが逃げてるからだ」




A「......なんだよ、逃げてるって」



神威「そのままの意味。俺はAがしっかりと向き合ってくれるまで、ずっと言い続けよ」







なんだかむしゃくしゃする。


神威には全てがお見通しというかのようだ。




でも私は、神威の言葉の意味が分からない。




私は向き合ってるよ。




でも、口には出せなかった。

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