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団長命令 ページ42

【A】



神威が再び戦場に降り立ってから数分後、阿伏兎から連絡が来た。


私はモニターの前に座る。



A「────阿伏兎、どうしたの?」



阿伏兎『────A!!!すぐに団長と団員を呼び戻せ!!!防衛機関は罠だ!!』



A「────ま、待って!どういうこと...?」




私の頭は混乱していた。


でもすぐに阿伏兎は説明してくれる。



阿伏兎『────奴らは春雨に侵略され、召集されるくらいなら星ごとぶっ飛ばそうとしてんだ!!』



A「────星ごと?!な、なら各地に爆薬が設置してあるってこと?!」



阿伏兎『────マグマに振動を送って、マグマを破裂させようって考えだ!!こっちの連中が吐いた!大元のスイッチはそっちの防衛機関だ!入った瞬間吹っ飛ばされるぞ!』




私はすぐにモニターを見た。



神威の位置は...防衛機関まで数メートルの距離......!!!




A「────神威!!神威!!応答して...!!」



マグマの地鳴りの音で何も聞こえない...!!


この声も聞こえないんだ!




「A!!大変だ!!また戦艦を囲まれてる...!」




こんな時に...!!


どうしよう...このままじゃ神威が!皆が!



A「────神威っ!神威!!応答して!お願い!神威ィィイイ!!」




無線に必死に叫んだ。


すると無線の繋がる音がした。



『────A!今引き返してるっ!』




それは団員の声だった。


私はすぐに状況を伝える。




『────ああ、そのことなら俺達も察した。団長の指示で引き返してる!!』




A「神威は...?!無線代われる...?!」




『それが団長の命令だ...!俺達が戻ったらすぐに離陸しろって...!!』




A「な、何言って...」




『────団長は爆発を止めるつもりだ!!でも俺達は絶対に離陸して、何があっても戻って来るなって...!!』






目の前が真っ黒に感じた。



神威を置いて、私達はここから引けって言うの...?



でも思い出した。



”団長命令”



モニターの横についたこのスイッチを押せばいいんだ。






でも...やだよ...



押したくない。




貴方を残しておけない。




だって私...









アンタのこと、好きになっちゃったんだよ...

本当はね→←愛おしい体温



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瑠々亜(プロフ) - おみさん» コメントかなり遅れてしまって本当にすみません!ありがとうございます^^これからも頑張ります! (2016年12月7日 2時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - これからも頑張って!  俺、応援してるからね! とてもよかったよ(^ν^) (2016年9月14日 21時) (レス) id: b6ae278567 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 神梨さん» コメントありがとうございます^^こっちの作品あまり更新出来ずにいてすみませんでした!次作も頑張ります^^ (2016年8月13日 12時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
神梨(プロフ) - 瑠々亜さん» 完結おめでとうございます! これからも応援してます! (2016年8月13日 10時) (レス) id: db7a110d73 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 凰朧月鬼華さん» コメントありがとうございます!最後までお付き合い下さりありがとうございました^^ (2016年8月13日 10時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年5月15日 1時

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