神威「心が痛い...」貴女「いいから仕事して」

特別な感情 ページ3

【A】





私の役職は団長補佐。


常日頃神威と一緒に仕事をしている。



A「神威ィィイイイイイイ！！！」



神威「わざとじゃないんだからそんなに怒んないでよｗｗｗ」




コイツ...！


本当に最低だ！


私が三日間かけて作った資料にコーヒーぶちまけたんだよ？！



信じらんない！！！






神威「怒るとシワが増えるよ？^^」



A「なら怒らせんなよ」



神威「Aは怒った顔も可愛いね^^」



A「シワ増えさせたいの？」



神威「まさか^^」





まるで詫びる様子がない。


それにこの笑顔だ。


悔しいけど許したくなってしまう。


あああ！もうっ！




神威「............いひゃい^^」



A「............うるさい」




神威の両頬をつねった。



柔らかくて綺麗な肌。



そこもムカつく。




神威「Aってさ、なんだかんだ言って俺には甘いよね」



A「.........まぁ...仕事上パートナーだし」




神威「俺のこと好きなんじゃないの？^^」



A「あ、それは無い」



神威「うん。即答は悲しいな」




怒ると怖いかもしれないけど、私って優しいからね。


基本は滅多に怒らないし。



でも長年パートナーとして仕事をしている神威は別だ。



気を許してる分、怒る時は怒るよ。




そういった面ではある意味、私も神威に特別な感情を抱いている。

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